2007-07-10
急変の先には? NO 1014
夜、ゴロゴロと雷鳴が聞こえた。そんな時間に和歌山県紀北で洪水警報というニュースを聞いた。
ずっと梅雨空が続く我が大阪だが、弊社の式場で行われる葬儀、お帰りの頃に急に降り出すと貸し出し用に置いてある傘が数十本単位で出て行く。
遠方の方々へはプレゼントとなるが、中には後日に宅配で送ってくださる方もあり手を合わす。傘の原価より宅配料金の方が高い筈。そんなところから貸し出す際に「処分くださっても結構ですよ」と申し上げている。
地域の方々が「返しに来たよ。有難う」と、わざわざお持ちくださるケースもあるし、同地域の方の葬儀が行われた際に返却くださることも多い。
<お通夜の時間帯は?>というように、ネットで天気予報を調べるのも大切な仕事。気象庁の3時間毎に更新される予報が便利で重宝している。
そんな気象予報を開けたら、大きな台風が近付いてきている。数日後に沖縄から奄美諸島を北上するかなり強い台風だが、私のゴルフの「持ち球」のようにスライスして太平洋の彼方へコース変更してくれることを祈っている。
明日から研修会が始まる。私は車で出発し、仕事の関係で遅れるスタッフは後から電車利用で会場入り。北海道や九州、四国など、全国から参加して来るメンバーとの再会が楽しみだし、それぞれの地の葬儀の変化現況を入手できるだけでも貴重な情報源となる。
これまでになかったタイプの葬儀式場を建設したメンバーもいるし、現在建設中というメンバーも数社ある。また、それに触発されて新しい発想が浮かんで企画中というメンバーもいる。
互いに共通することは、サービスを提供する側の便利さよりも、ご利用いただくお客様側の立場を優先させた発想で、今後、全国的に大きな影響を及ぼすことになるだろうと予想している。
禅宗的な言葉に「涅槃寂静」があるが、葬送の儀式を行う環境で重視したいのは「静寂」な空間世界で、喧騒な場で終焉の儀式が執り行われることは何より避けたいこと。暑い、寒いから風雨まで、人の心を騒がしくさせる自然への対応にエアコン環境も欠かせない時代。
家 族葬の増加、会葬者の激減、宗教観の稀薄、そして殺伐とした社会で迎えた少子高齢の現実。その上に葬儀は別格として考えられてきた「お互い様感情」までも が稀薄してしまった昨今には、最も大切にしなければならない「何か」が欠如しているように思えてならないこの頃である。