2008-01-07

中国の暗雲  NO 2086"


  夜遅くのテレビ番組で中国の水汚染について採り上げられていた。中国人のジャーナリストがあちこちを取材、インターネットの制限を承知しながら発信を続け ていたが、北京や上海で豊な生活をしている人よりも、電話もない山奥で生活をしている人の方が幸せのような気がしてならなかった。

 汚染のひどい現実は随分前から新聞でも報道されているが、今日の映像だけでも衝撃の世界。我が国で過去に発生した水俣病やイタイイタイ病のような問題が、もうすでに起きている現状も指摘されていた。

 我が日本の国は、古代から生活環境の自然の中に神々を見い出して信仰してきた歴史が続いており、「森羅万象に宿る神々」や「山川草木悉皆成仏」という言葉も存在している。

  今や避けられない地球の環境問題にあって、各国の目先の経済利益だけで改善が進まないとはそれこそ神仏に対する冒涜だろうし、自然そのものが何よりの「宝 物」と意識して欲しいもので、私の傾倒する「金子みすゞ」さんが今の時代に生きておられたら、果たしてどんな詩を詠まれただろうかと興味を抱く。

  彼女の記念館のある「仙崎」は蒲鉾やちくわの名産地。大漁で祝う漁師達の姿と共に、海底で多くの「お弔い」が行われているだろうという発想や、ふと目にし た野の花の存在を彼女にしか表現できないような観点で捉えていたハート、私には、それだけで恋心さえ感じてしまうのである。

 これまでの 私が担当させていただいた仕事で、お客様の「姓」と「家紋」が一致しているケースが少なくなかったが、その代表的なものと言えば「丸に『十』の字」の島津 家の家紋。大阪の島津さんのご自宅に伺った、「ご家紋は?」に「丸に十の字、鹿児島出身です」と言われてビックリしたこともあるし、武田菱の武田さんにも 何度か出会ったこともあり、そんな際にルーツを聞かせていただくことも勉強になるものだ。

 武士以外に苗字が許されるようになり、それぞれがそれなりに考えて苗字を付けたようだが、そんな苗字と職業が一致しているということも少なくないもの。

  平成25年に第62回神宮式年遷宮が行われるが、その際に使われる「御神木」が平成17年に木曽から運ばれ、それは、伊勢神宮の御神体を納める「御樋代 (みひしろ)」の材料が「御神木」で、木曾の地では厳粛な「御杣始祭(みそまはじめさい)」という神事が行われ、そこから伊勢に向かって運ばれたものであ る。

「杣(そま)」という文字は、材木を切り出す誇りある「樵(きこり)」を称したもので、遷宮に関する木材を切り出す山を「御杣山(みそまやま)」と呼ばれている。

そ う多くはないが「寺杣さん」という苗字が全国的にある。我が生野区でも発展を遂げられる建設会社が存在しているが、数年前、先代様のご不幸があって葬儀を 担当した際、苗字に「寺」があるところから勝手に仏式だろうと考えていたら、帰社した担当社員から「神式です」と報告があってびっくりし、そこで文献を調 べて上記のことを知ったのである。

 伝統や文化を大切にするのは人間の大切な使命である。現在の近隣の国々、その文化の継承の崩壊に国家将来の滅亡が見えるような気がする。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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