2008-01-12
大物か本物か? NO 2090
運慶と快慶で有名な仁王象のあるお寺もあるが、その「阿吽」の特徴的な容姿は、神社の「狛犬」やお稲荷さんの「狐の像」などにも左右が異なる特徴を見ることがある。
そんな境内の通路両側にある像が、新年を迎えてからの新聞の風刺漫画で「招き猫」として鎮座している姿に思わず笑ってしまった私。グサッとくるユーモアで社会風刺をする画家の発想アイデアには感服することが多いが、「傑作だ!」と拍手を送りたい気持ちになった。
天下の新聞にマンガの執筆を依頼されているのだから間違いなく著名な作者だろうが、どうにも<!?>を考えてしまうのは産経新聞の4コマ漫画。作者には大変失礼だが、総体的に単純なストーリーが多過ぎるのでは?と残念に思っている。
他の新聞のものは、それぞれにストーリー性に納得を感じることも多く、一流の漫画家なら「さもありなん」と拍手を送りたくなるが、与えられた仕事を全うす るにあたっては、何より「大物」を目指すものではなく「本物」を目指すべきもの。そこに、それらをはっきりと左右する大切な「誇り」というものが前者には なく後者にあると言えるだろう。
「驕り」という言葉があるが、それは、現状に「胡坐」を掻いてしまっている人達に多く見られる崩壊の危険 性で、最近の食品偽装問題にも顕著だったが、その行動に走ってしまった連中の共通点に「大物」志向があり「本物」の世界から遠く外れた道を歩んでいたこと を見事に物語っているようだ。
建設業界の談合や官僚の世界に蔓延る贈収賄問題も、すべてが勝手な思いの「大物」という誤解の世界。本物同士なら絶対に起きない構図であると断言する。
さて、精神的な病や心の病を持った人達が起こす事件が多いが、ある専門家の分析によると、人を刺殺した人達の30パーセントぐらいには、小さな動物の虐待 をした体験が過去にあるそうで、幼い頃にペットを飼って、大切に育てていた場合にはパーセンテージがグーンと少なくなると書いていた。
死んだ小鳥や金魚のお墓などを親子で作ったファミリーに、加害者が生まれる危険性は考えられないが、生きているものを虐待したり殺してしまう性格に秘めら れた危険性は恐ろしく、義務教育時代から大人になってからもずっと続き、それらを方向転換させられる可能性が高いのがやさしい心を持つ人との出会い。そん なタイプの伴侶と結婚することが何よりの治療薬の役割となるそうである。