2008-03-17
まだこんなことが?! NO 2153
最近、喫茶店や食堂で遇う人をはじめ、道を歩いている時に呼び止められて「ちょっと、相談事が」ということがビックリするほど多くなった。
その内容は、事前相談。団塊世代が直面している親の介護と葬儀という問題に関する情報把握、そんな時、5分ほどお話しすると落ち着かれ、詳細についてはいつでも会社へと申し上げている。
家族が、いつか遺族と呼ばれる日の訪れ、それは非日常的な出来事であり想像も出来ない大変な辛苦を伴うもの。費用のこと、地域の役員さん達や近隣の方々と のコミュニケーションにも変化が見られる昨今だが、皆さんに出来るだけご迷惑を掛けたくないというご心情から、弊社の式場へ病院から直行されるというケー スが増えている。
考えてみれば、深夜にご逝去されることもあり、明るくなってから地元の方々への訃報通知という配慮も自然の流れのことだろうし、旦那寺へのお枕経の依頼さえ朝からということが多くなってきている。
そんな中、「故人の遺志により、家族と主立った親戚だけで執り行います」と町会長にご挨拶に行かれたら、「知った以上は回覧板で皆さんに知らせる」と行動 されてお困りになったケースも多く、ご遺族が狼狽されている光景を何度も見たし、親戚の人が「意志が無視されるとはどういうことだ!」とお怒りになってい ることもあった。
自治会や地域の役員さん達には、人望のある立派な方が多いが、中には失礼だが官僚的発想を持されたり、昔の代官?みたいな人物もおられるようで、悲しみの遺族を二重に悲しませる現実に遭遇し、やるせない思いを抱くことも少なくないので残念だ。
そんな方々に共通するお考えは、自分が第一、次に地域で、故人、遺族、親戚のことが二の次になってしまっており、時におかしな条例ならぬ「町律」的な「町令」を押し付ける人物まで登場してくることもあり、我が国は、まだまだ文化国家ではないようだ。
地域の会館という存在があるが、葬儀に関して、運営役員達の独断で「出入り業者」を指定するところもあり、常識のある方々が嘲笑されている事実も知って欲 しいもの。葬儀は、葬儀社によって全くことなるサービス提供が行われている事実もあるし、消費者との表現は相応しくないので恐縮だが、業者を選択する権利 が奪われているなんてお笑いのシナリオにもならない羞恥の行為であろう。
前にも書いたが、町会内は、車はニッサンのみ、テレビはソニー のみなんて決めたらおかしいことはすぐ理解出来る筈。町会員の娘さんや息子さんが何処のホテルや結婚式場で結婚しようが自由だろうし、いくら「ご仏縁」と いう言葉があっても、悲しみのセレモニーの中へ、土足の権力で踏み込むような野蛮な行動だけは止めて欲しいと願っている。
これらは、ある地域の役員さん達から受けている相談なのだが、度が過ぎると判断した時点で問題のオープン化をするべきという意見が強いようである。
この問題は、はっきりと申し上げて中立的、客観的レベルで判断されるようなものではなく、そもそも信じられないような低次元な発想であり、すべてご遺族側に立ったところから考えてみれば即座に正解が得られるものだろう。