2008-06-01
時の変化に? NO 2215
過日に出掛けた九州での講演のテーマは「宗教の危機は我が業界の危機」というものであった。全国的に葬儀に対するニーズが激変してきており、その善悪を別 として、30年ほど前には予想もしなかった社会を迎え、核家族と厳しい高齢社会の到来が拍車をかける顕著な現実を迎えている。
世の中が便利になるのは大歓迎、しかし葬儀のありかただけは「変わって欲しくない」という本音を抱かれる宗教者と葬儀社の経営者も多いようだが、社会にニーズの変革要望への歯止めは難しく、個性化、多様化の傾向はますますパワーアップの様相を増してくるだろう。
そんな中、新聞社のアンケート調査の結果が発表され、宗教の存在に対する信仰のパーセンテージは30パーセントと衝撃的な数字で、霊魂の存在の有無感や 「来世」が何らかのかたちであるのではと考えられているパーセンテージも信じられないほど低く、殺人などが増える現実の背景に「来世の存在」なんて意識し ていないという現実が寒々しく感じる世の中という昨今である。
高齢者を冷遇する医療や年金などの社会保障制度の現実も悲しく、「厄年75歳を加えろ!」という厳しいご意見も新聞記事の中にあり、内心「言い得ている」と共感を覚えた最近だった。
法事は、集まりやすい日曜日に重なることも自然の流れのようだし、葬儀当日に「初七日法要」を行うことも当たり前のようになってしまった最近だが、それら が、すべて「送った側の勝手な事情」から進められており、ある意味、横着な行動であることも忘れないで欲しいが、もう、そんな既成事実が完全に市民権を得 てしまったような時代突入も感じている。
21世紀を迎えてからの葬儀に置ける三大変化と考えられるのは、「無宗教形式」の増加と「偲ぶ 会やお別れの会などホテル葬」の増加、そして「家族葬」の流行があるだろうが、その全てが宗教者側の立場にあっては離れてしまっている感を否めないし、そ れらがますます強くなるような気がしているの方々は少なくない筈だ。
お通夜と葬儀の参列者数の逆転はいよいよ差が広がる一方だし、参列されるご人数がご親戚を含め、目だって少なくなっている現実も否めないところに何か寂しさを覚える今日この頃である。
日付が変わる前の時間、東北地方で地震発生のニューがあったが、本当に地震とは恐ろしいもの。2日前に神戸から六甲方面に抜ける長いトンネルを走行したが、ずっと<地震が起きないように!>と祈りながら走っていたので、ついついアクセルを踏む右足に力が入ってしまう。
この6月1日から道路交通法が改正され、後部座席での安全ベルト着用が義務付けられたが、明日、高速道路を走行する際に忘れないように心がけなければならない。
法律とは、専用運転手さん付で後部座席に座る人達が成文化して議会を通して実施されるものだが、そんなことを考えると、万一の事故の際に命を守るという安全の重要性を理解するも、自分達にも面倒な「後部座席族」がよくも決定に至ったものだと驚いてもいる。
兎にも角にも安全運転を! お酒を飲んだら絶対にハンドルを持たないように!