2008-10-30

昔話から  NO 2305


 NHKテレビ「その時歴史が動いた」で「源氏物語」を採り上げており興味深く観たが、終わってからしばらくしてチャンネルを回すとニュースの番組、そこで高校の入試試験の裏側に秘められていた問題が表面化、これまた興味深いやりとりがあった。

 合格点に達しながら、服装や髪型などの第一印象的なイメージで不合格になった生徒がこれまでに22名あったそうだが、同校在学中の生徒達のインタビューで賛否両論があったし、校長が責任を取って辞職するようなニュースも流れていた。

 茶髪、金髪、ピアス、眉毛や髪の生え際の剃り込みなど、一見して自己主張を訴えるタイプに対する大人の抵抗感が下した結論のようだが、彼らを擁護する意見も多くあり、「そんなことで人生を変えらることは」という反論がもっともらしくマイクに伝えられていた。

  考えてみたいことは、彼らが中学生で受験をするということ。それぞれの学校の先生方の指導や親の存在もある筈、そこで一般論として「損しても、得すること はないよ」と教えられたのだろうかと疑問を抱くし、一方で、そんなことを耳にしても聞き入れるタイプではないだろうとも想像するところである。

  過去に友人の息子の説教を頼まれたことがあった。茶髪に始まって変化が生じ、学校で問題を起こし、しばらく停学となった際に依頼されたのだが、アドバイス したことは「服装、髪型、姿勢、行動で友達も変る」「将来も変る」「彼女も変る」「奥さんになる人も変る」「生まれてくる子供の将来も変る」ということ で、「君の自由だよ」と結んだだけだった。

 友人と私は同年代、中学、高校の青春時代に流行していたのが「アイビールック」で、互いがボタンダウンのシャツに白っぽい綿のズボン姿だったことを懐かしく思い出し、当時の東京で「みゆき族」が闊歩していたことを息子に話したら盛り上がった。

 その息子も今は結婚して小学校に通う子供の父になっており、時折に会うと愛想良くしてくれるが、ある時、一緒に食事をした際に「短い説教だったけど強烈に感じたし、説得力があって、あれから変るきかけになったよ」と言ってくれた。

 犯罪仲間の一員に巻き込まれてしまう。気がつけば抜け出せなくなっていた。やがて犯罪に手を染め逃げ回る人生なんて最悪ではないか。「類は類を・・」の諺もあるが、人生にあって出合う人の影響は小さくなく、ずっと次から次に積み重なっていくのである。

 人生は「後悔に至ることなく反省の範囲内で」ありたいもの。過日に大阪駅付近で発生したひき逃げ事件も衝撃だったが、犯人は今頃ビクビク恐怖の時間を過ごしているだろう。

  ETCの普及に乗じて料金所を不正に突破する横着な運転者が驚くほど多いそう。罪を犯しているという意識が欠落しているからだろうか。もはや「罰が当たる よ」なんて言葉は「死語」になってしまったのだろうか。いいや「死後」のあの世には間違いなく生きていると信じようではないか。

 後悔、そこで考える「究極の夢や願い」は時間を戻すことができないかということ。それは不可能だとすぐに悟れるだろうし、そこから本当の後悔が始まることになるのである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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