2009-01-17

忘れられない日  NO 2347


  まずはニューヨークで起きた航空機事故、沈着冷静な瞬時の判断と、その人生の歴史に裏付けされたプロフェッショナルらしい見事な操縦技術を発揮し、乗客乗 員全員の救助につながった功労者である機長に賛辞の拍手を。そして、脱出時の乗客達のアメリカ的な見事なマナーに敬意を表したい。

 氷点 下7度、水温1度という厳寒のニューヨークの川、そこに不時着して155名全員が助かったとは正に奇跡。その事故に遭遇する「運命」ではあっただろうが、 「命運」が尽きることが避けられたのは奇跡だけでは語れない不思議な出来事とも言えるだろうし、オバマ新大統領にとって何よりの追い風になるような気がす る。

 搭乗者それぞれが空港に集まり、登場案内放送を待っている。そこからそれぞれを遡り、家庭、生活、交流、友人、仕事、周囲の出来事などを1日から1ヶ月、いや数年に亘って出会いという観点から戻ってみれば、ここに集うことになった数奇な「えにし」の背景に、
誰も想像できないほどのドラマが秘められていることに気付くだろう。

 そんな日、私の身内にも驚愕のハプニングが発生。その現場に偶然に居合わせてくださったのがご仏縁に結ばれるお寺様の娘様で、そこから弊社を通して私に連絡が入り「お蔭様で」と西に向かって心から手を合わせ、明日にでも御礼に伺おうと考えている。

 出張から戻って疲れが出た。それにしても駅の構内や列車の中は<どこが不景気だ?!>というほど人々が動いている。それぞれの人が、それぞれの思いと目的で列車移動をしているのだが、今回は通夜や葬儀に関するのか、黒の略礼服姿の方々が多く見られた。

 一方で、弊社の女性司会者が、他社のホールで行われていた葬儀の会葬に行った感想がブログに触れられ、ナレーションについて会場空間の環境タイムに疑問を抱いてきたようで、結びに私の哲学的言葉で結ばれていてくすぐったくなった。

  誤解されたくないのでその部分のフォローをするが、「霊魂ある、ないを問わず」と考える浄土真宗系には「引導」という言葉は使用しないが、その他の大半の 仏教宗派が葬儀式の中にあって、導師が故人に引導を授ける「法儀」が行われている。各宗派独自の作法に則って進められる重要な儀式なのであるが、私の考え は、私達司会者が涙と平静の間に立って、参列される方々に「引導」を授ける立場と理解すべきと言うもので、それらはナレーションや司会トークの中で伝えて いくわけである。

 弊社に入社して1年も経たない彼女が、この考え方を理解してくれていたとは嬉しいことだが、我々2人は、十二分と思わ れる取材で最高だと思えるナレーションを創作し、それを高度なレベルで語っても、孫さん達のお別れの言葉や、ご家族の方々が綴られたメッセージの重みには 勝てず、それらをうまく融合する式次第を実践しているところである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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