2009-01-27

ご仏縁の不思議  NO 2353


 午前から午後に掛けて行われた葬儀、メイン司会を私が担当し、ナレーションを女性司会者に任せた。

 お孫様達からのメッセージが多く、彼女が珍しく悩んでいる表情に見える。確認してみると「大阪弁」の部分が多く、それが得意なのに<どうして?>と疑問を抱いていたら、その原因を本番になって知ることになった。

 大阪弁の部分、それは全て故人がお孫様達へ語り掛けられたお言葉で、そのイメージをどのように伝えるかで様々にテストを行っていたようだった。

 結果として大成功、「お見事!」と高度な合格点を与えたいほど故人のお人柄をうまく醸し出し、さすがに超一流の「語りのプロ」と称されたアナウンサーらしいと感じることになっった。

 ご出棺後、ある会葬者の方から「ここの司会は普通じゃないね。最高!」という嬉しいお言葉を頂戴した。

  さて、お柩を開けたお別れの行われている時、予想もしなかったことが起きた。駐車場で待機していた霊柩車の運転担当者から「社長、お客様がお呼びです」と の報告があったから。てっきりご会葬者の何方かと思ったらそうではなく、普段着のままで非常に混乱をされているご様子。玄関前にいた交通警備員を通じて駐 車場の方へ来られたようだが、ご用件を伺ってびっくりだった。

「ここの葬儀会館、明日の利用状況は如何でしょうか?空いていますか?」とのことだった。

 ご身内でご不幸が発生、すぐにご自宅へ参上ということで会話を結んだが、年齢を伺ったら、今ご出棺をされる故人と同じ98歳とは不思議なご仏縁ではないか。

取り敢えず私の名刺を出したら「あっ、社長さんだ。過去にお世話になったことを思い出しました」と仰られたのでこれまたびっっくり、そこで明日のお通夜は私が担当申し上げることにした。

 喉の調子が今ひとつ、本番の始まる前に参列者用にセッティングしてある「キャンディ」を一個だけ失敬してポケットへ。それは「かりん」味の喉飴でお気に入り。お陰で少しだけ声の調子が楽だった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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