2009-03-25

来訪者にびっくり  NO 2975


 この病院の朝食は6時半を過ぎると届けられる。出来るだけ残さないように食しているが、何より運動不足が問題。そこで食後は廊下を周ることにしている。

 車椅子を足だけで進みながら1周、続いて歩行器で2周して部屋に戻ったらベッドのシーツの交換中。仕方なくグルグル4周を追加して合計で7周に。

 朝食に紙パックの牛乳が添えられていた。銘柄に懐かしい思い。その会社の創業者で当時会長さんだった方の葬儀を担当したからだ。厳密に言うと密葬は他社、社葬本葬儀だけを担当していた。

  葬儀委員長を務められた方は誰もが知られる大手乳業会社のトップ。当日の打ち合わせも全て秘書の方を通して進めることになっており、もしも誤解が生じてい たらとんだハプニングということなる。何とか問題なく閉式となって安堵したが、お見送りを済ませた瞬間にどっと疲れに襲われたことをはっきりと憶えてい る。

 施主の立場にあられた社長さんが中々の人物、器の大きさと共に細部に亘る神経遣いの一面を見せられ、ご依頼を受けてから大変な苦労もあったが、その中で「君に任せるから頼む」と言われた問題に頭を悩ませた。

  それは、ひょんなことから密葬を進められた際の宗派が異なっていたから。「本葬儀は**寺さんで」ということから私がお寺様に運ぶことになった。名刹とし て名高いお寺、境内に樹齢数百年という大きな楠が何本もあり、日程、ご人数、お布施、戒名などについて打ち合わせを進めた。

 そこで問題が表面化したのが本物のお寺様らしい信念、院号戒名について「お金の問題ではない」と固持され、それこそ「居士」さえ大変だった裏話があり、お寺様と社長さんの間を何度も行き交いした貴重な体験でもあった。

 その社葬、独断で小冊子を作り、会葬者から大好評を博したエピソードもあるが、会社のキャライメージと「創業の人へ」というタイトルに結びつけたことが喜ばれたようだ。

  さて、午後のリハビリが終わった際、車椅子から歩行器への昇格が決まり、病院のものを返却してレンタルすることに。レンタル業者が病院内に出張所を設けて おり、部屋に戻るとすぐに女性スタッフの方が契約書を持参してきた。レンタル料は1ヶ月で3,500円とのこと。明後日に押印することで契約完了となっ た。

 夕食前、上述のことから自宅へ電話を掛けようと携帯電話コーナーへ行ったが、不在のようで廊下を3周することに。今日の合計は10周、距離にすると1200メートル程度になり、自宅から寺田町駅まで行き源ヶ橋まで戻ったぐらいのもの。間違いなく足腰の凝りを感じている。

 今日は、予想外のご夫婦がお見舞いに来てくださって恐縮。「全て内緒で」とお断りをするように伝えてある筈なのに、どうも社内関係者が口を滑らせたよう。退院の日まで、こんなことがないように願いたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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