2009-03-29

旅の思い出から  NO 2379


 昨号で書いた娘の発言には、それだけの事情があったことも事実。イギリスに留学していた当時、帰国する度に航空券の調査を行い、時にはシンガポールで半日以上を過ごすような路線を利用していた背景があった。

 そんな娘とのヨーロッパ旅行、成田からフランクフルトへの機内での会話だったが、ドイツ、オーストリアからフランスへの行程の中に、前にも書いた驚くべき出来事があったので改めて紹介を。

 まずは日本人お好みのコース「ロマンチック街道」だが、川沿いの古城巡りの途中の道路の看板に「ロマンチック街道」と日本語の標識が掲げられていたのである。

 有名な白鳥城の麓にある湖面のホテル、通されたツインの部屋は並行ではなく並列のベッドで初めての体験。同行していた大手旅行会社勤務の友人もびっくりしていた。

 次にローデンブルグの街で土産にワインをと考えて酒屋で注文、私が航空便でと言ったのを遮り、娘が船便でと言ったことから大問題が。購入した30本のワインが未だに配達されて来ないからで、果たしてワイン何処へ行ったのだろうかと疑問が残る。

  パリに入ってルーブル美術館の近くにある有名なホテル、部屋に入るとテーブルの上にウェルカム・フルーツが置かれ、メッセージが添えられてあったが、そこ に「ご結婚、おめでとうございます」とあったので笑ってしまった。きっと同姓なので勘違いしたのだろうが、一流ホテルとしては考えられないハプニング・ミ スであった。

 そのホテルのメインレストランでのディナー、燕尾服のウェーターが10人ほど並んで我々のテーブルを見つめている。タキ シードならまだしも、燕尾服の連中の視線ともなれば緊張する。あんなに落ち着かない食事はで初めて、味なんて一切記憶なし。二度と体験したくない思い出と なっている。

 パリから成田への便も日本航空を利用したが、チェックインの窓口が普通でない状態。ファーストクラスの場合に込み合ってい るなんて考えられないが、山ほどバッグやトランクが並べられ、航空会社のスタッフが忙しそうにステッカーを貼り付けている。そんな中で私の胸のポケットに 入れていたチケットを見たスタッフの1人が、「失礼いたしました」と申し訳なさそうに私のバッグを運んでくれた。

 そして待合室で少しの時間を過ごし、やがて機内へ入ったが、そこから出発が随分と遅れたのである。

チー フ・パーサーが「お客様のご搭乗が遅れております。今しばらく」なんてアナウンスをしていたが、定刻を40分過ぎた頃、ドヤドヤと十数名の人達が搭乗、そ の中の5名がファーストクラスに入り、金髪の女性を伴った黒人が私の前の席に座った。チェックインの窓口の荷物は、この人達のもの。それこそ団体さんとい う感じでやっと理解出来たである。

 その人物に対するチーフ・パーサーの接遇態度も普通ではなく、他にも軍人らしき制服姿の人もおり、こ れは普通じゃないと思っていたが、やがて食事の際にその人物の素性をチーフ・パーサーが教えてくれた。アフリカの「象牙海岸」という国の大統領だそうで、 政府がVIPとして迎える国賓だったのである。

 成田空港では我々を先に降ろしてくれたが、通路をしばらく進むとズラッと出迎えの人達が並んでいたのでびっくり。そこでサインでも貰うべきだったと後悔した。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net