2009-05-31
僭越ですが啓蒙を NO 2437
今日のリハビリは病室で行われた。朝から廊下をグルグルと歩いたからだろうか、ちょっと疲れたみたいで眠くて堪らず、PTの先生の施術中にも眠って失礼をしてしまったが、夕食前、その先生が「その後、如何ですか?」とわざわざ確認に来てくださって恐縮した。
さて「被害者になるな」「加害者になるな」は若い人達に教える私の口癖だが、今でも酒を飲んで運転する人達がいるので信じられない思い。最近にあった警察 官、自衛官、自治体職員、教諭、医師の飲酒運転なんてあまりにもふざけた行動、他人の命を何と考えているのだろうかと腹立たしい限りだ。
一方で、大学教授が教え子に殺害された事件もあったが、今日、発車する電車の前に女性を巻き込んで飛び降りた大学生のことが報じられていおり、大学にまで 進んで何を学んできたのだろうかと疑問だらけで、勝手気ままな人達が多くなった社会が末恐ろしくなってきたこの頃である。
もう時効になったので書くが、昔、自殺未遂に至った若い女性にアドバイスをしたことがあった。彼女の行動原因は失恋だったが、陥った鬱病から少し立ち直る気配が見えた頃の出来事で、連れ添って来られたお母さんの悲愴な表情を今でもはっきりと記憶している。
命が大切、男なんていっぱい存在するなんて説教的なことや励ましのことは一切言わず、自殺した人達の葬儀の光景についての体験談を話しただけだったが、そ れが想像以上に強烈な印象として響いたようで、「お母さん、ごめんなさい」と一気に心の扉を開いてくれて立ち直るきっかけとなった出来事だった。
交通事故のような突然死や、自ら死を選んだケースの葬儀の光景は悲惨なもので、誰もが参列を避けたくなるような世界だが、それは、我々葬儀に携わる立場も同じ、それ故に酒気帯び運転や自殺についての啓蒙を促したいのである。
事故の加害者が責任を感じて自殺されたケースもあったし、被害者が身体のハンデを悲観して自殺してしまった悲しい出来事もあったが、悲しみの世界を体感することで人の心が大きく変化することは確かで、潜在的に100万人以上存在するという自殺願望にある
人達は、ご自分の葬儀が行われている情景を思い浮かべ、そこで誰が悲しんでいるかを考えて欲しいものだ。
また、自殺を思い浮かべたら難病に苦しむ人達がどれほど存在し、どれだけ生きようと頑張っておられるかを知って欲しいもの。私がいる病院にもそんな光景が いっぱいあるし、先天的な障害から、試練という言葉さえ知らないのに、幼い子供達がリハビリに取り組む姿を見れば、自殺がどれほど勝手な行動かを学び知る ことが出来る筈である。
明日のリハビリは9時5分ST、10時10分OT、14時10分PTとなっている。
暗い話題の結びとして、病気に「笑い」が効果を発揮するという研究結果が出ているそうだ。そんなところから、過去に「桂 三枝」さんと雑誌で対談をした写真を掲載しよう。