2009-08-01

懐かしい病院で  NO 2493


 昨号は休載、「何かありましたの?」というメールを頂戴して申し訳ない思い。妻の入院に付き添って疲れモード。ずっと迷惑を掛けていたが、今度は逆の立場となった。

  打ち合わせようの部屋がいっぱいとのことから、担当看護師さんから説明を受けた場所は豪華な特別室。その後にパソコンを使って執刀医と麻酔担当医師の説明 を受けたのは面談室。執刀医師は2人だったが、説明くださった若い先生は、妻と同じ病気で手術を体験されていたのでびっくりしたが、同時に安堵感をいだく ことになった。 

 麻酔の先生のお話には説得力があり、時折に出るユーモアから緊張していた妻もホッとしたみたいで、2人で承諾書にサインをした。

 今日の手術は1時間から2時間ぐらいと聞いていたのに、2時間以上を要して心配したが、摘出された標本みたいな「石」の大きさにびっくりして納得、付き添ってくれた妻の妹が驚きながら笑っていた。

 これで一安心、腹腔鏡手術だったので術後の負担が軽く、何も問題がなければ4日間程度の入院で退院出来るそうだ。

 さて、病気をする人間は「非国民」と考えることも出来るだろう。私のように健康保険
の利用が高額になれば、医者要らずという健康な人達から恨まれるだろうし、実に不公平な感じもするからだ。

  しかし、国全体がそんな考え方の時代があったことを知っておきたいもの。我が国が戦争モード一色という時代、それは一般的な病人にとってはまさに非国民の ような存在。大阪赤十字病院も大阪陸軍病院となった軍務一色の時代があった歴史があり、傷病兵優先となったのは当たり前のことだったのだろう。

 終戦前、大阪空襲が始まった頃には廊下まで患者があふれていたそうだが、医師と看護師は軍医と従軍看護師として徴用され、一般外来患者を受付出来ない時代は病人にとって最悪の時代、助かる命が失われたケースが山ほどあったように思えてくる。

  そんな暗くて悲惨な戦争を二度と起こしてはならない。弱者が見捨てられる社会状況は政治に責任があると言えるだろう。総選挙を前にマニフェストについて物 議を醸しているようだが、高齢者に優しくない社会は典型的な悪政と言えるだろうし、過日の総理の講演発言には衝撃を受けた。真意が伝わらないと訂正される 発言もあったが、言ってしまったことは大変なこと。他党にとっては格好の話題材料を提供してしまったことになるだろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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