2009-09-23
ニュースから NO 2542
ヤフーのニュースに「イオンが中国投資制抑」という見出しが。記事内容を開けると新聞記事にあったもの。「中国出店形態見直し」「イオン本体業績悪化」という見出しもあった。
ビジネス第一主義で葬祭業界に乗り出したイオン、よくぞこんな発想をトップが許可したものだと思っていたが、業績悪化の矛先を葬祭業界という世界にまでビジネス構築した姿勢に末期的ではないかという声がある。
過日、山形県酒田市で全国に聞こえる「平田牧場」の社長がテレビ番組で採り上げられていたが、牧畜する過程の苦労を全く理解せずに「もっと安くしろ」と 迫ったダイエーのバイヤーに対して取引を止められた信念と哲学に「お見事!」と感銘を受けたが、そのダイエーも凋落の一途にあり、銀行業務まで乗り出した イオンなのに「何でもあり」が崩壊の道と伝えたい。
様々な組織団体が葬祭業者を下請けにする行動を見せる中、イオンの発想はあまりにも酷く、依頼の受付から業者紹介だけで暴利を貪るシステムにはただ驚き。提携加盟された業者の考え方も理解出来ない思いである。
高齢社会の到来から葬祭業は成長産業と考えられているが、何度も書いたように完全な斜陽産業であると考えるべき。個性化、多様化の上に核家族と宗教観の希薄があるとなれば業界は急変を求められているし、今こそ「人の悲しみ」の理解と天職的発想が大切と言えるだろう。
葬祭業は随分と前から隙間産業と言われてきたが、イオンの発想レベルで消費者が満足に至ることは無理だろう。それよりもクレームの対応係が忙しいだろうと想像する。
一昨日の号で書いた紹介ビジネスの凋落と崩壊だが、それを指摘する新聞記事にびっくり。私の予見が当たったことになる。
ここで新しい予見を書いておこう。随分と昔の講演で「ホテルで葬儀が行われるだろう」と発言して嘲笑だけではなく狂人扱いされたが、今やホテルでの「偲ぶ 会」や「お別れの会」は常識となった。大規模寺院で行われていた社葬が快適なホテル空間に移ったという構図だが、その「ホテル葬」も今の形式なら無駄と考 えられてなくなるだろう。
社葬の意義や遺族のことを考えることなく集まって、ただ一輪の献花で会食とは無駄の象徴、それこそ「チェンジ」が求められる世界と断言する。