2010-03-16

こんなことも  NO 2629


 京都へ行くために京橋へ。そこまでの大阪環状線が異常に感じるほど高速運転されるのでびっくり。時速70キロ程度だったものが、寺田町と桃谷区間で90キロ以上。高架を走る電車として、地震などの予期せぬ事態も考慮して欲しいものである。

 帰路の京阪特急の横揺れも酷かった。特に守口と京橋間の直線では110キロぐらいのスピード。これだけ揺れているのに大丈夫?と、恐怖感を覚えたので疲れた。

 大阪市の地下鉄で信じられないミス事故が発生していた。親父ギャグ的には「事故」は関係する人の「自己」責任の欠如から結びつくものだが、「考えられないことが起きた」「信じられないことが発生した」なんて見出しの記事を目にしたくないものだ。

 さて、昨年から今春に東北地方を中心に「偽一万円札」が出回り、小さな商店がつり銭被害に遭っていたが、犯人が検挙されて落ち着いたようだ。

 専門的な言葉は知らないが、お札の左下にある銀色に光る部分まで精巧に貼り付けられていたそうだが、逮捕につながったのは手触りで不審に感じた女性の機転。マンネリとなるレジでの「!?」に拍手を送りたいものだ。

 もう、かれこれ10年以上も経つが、私の事務所に定期的に来られる高齢の男性の存在があった。彼は、ある大手企業の部長を勤めて定年退職。遊軍と呼ばれる新聞記者のように、「何でもあり」という中小企業に再就職、やがて飛び込んで来た弊社で私との交流が始まった。

 そのきっかけとなったのが、この「独り言」で、毎日プリントアウトして社内に回覧していたことを耳にして恐縮した。

 彼は、いつもユニークなものを持ち込んで来てくれ、その中で「これ、最高!」と賞賛して注文したのがあるもの。内容については企業秘密とさせていただくが、ホテルに於ける「偲ぶ会」「お別れの会」など社葬の際に重宝され、お客様の評価が高いオリジナル品となった。

 ある日、彼が来社。応接室のソファーに座るとニコッとされ、<これは、何か面白いものを>と予想していると、机の上に緑色のペンらしきものを置いた。

 8センチぐらいの長さ、キャップ式で直径はボールペンほど。「これ、何ですか?」と確認すると、彼は内ポケットから財布を取り出し、抜き取った一万円札を机の上に置き、そのペンらしきもののキャップを外してお札に落書きを始めたのである。

?そんなことをしたら!>と固まっていると、不思議なことが目の前で起きた。しばらくすると落書きが薄らぎ、1分も経たないうちに完全に消え去ったからである。

 マジックに使う代物と勝手な想像を抱いた私だが、それは、予想外の目的で開発されたもの。彼は涼しそうな表情で自慢有り気に「実はね」と、秘められた不思議な事実を種明かししてくれた。

 そのペンは、何と「偽札発見ペン」で、本物のお札なら上述のように薄らいで消え、偽札なら消えないという化学薬品が使用されていたのである。

 お札に使用される紙は特殊なものだそうだが、それらの背景には偽札対策があるから。そこで開発された簡単なアイデア商品だが、私は500本ほど購入し、友人達や知人にプレゼントしたら喜ばれ、近くのコンビニの店員さんに上げたら驚くほど感謝された。

 そんなペンも、今や手元に一本もない。そんなものを必要としない社会であって欲しいが、世の中は、どんな世界もイタチゴッコが起きるよう。そんな思いを抱きながら回想に浸る自分がいた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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