2011-07-07

プロデュース?  NO 2665


 人も社会も「羞恥心」が希薄したらそれこそ終末。そんな現実を物語る光景が多くなって来ているこの頃だ。

 モヒカン刈りで収監されたホリエモン君もそうだが、お金で人をコントロールする人物にはお金に尻尾を振る人達が集まるようだ。

  過去に何度か書いたことがあるが、受験の失敗、失恋、交通事故など人生で出遭う衝撃には様々あるが、その衝撃度を分析した研究に於ける第一位は「子供の 死」を体験した親の心情。第二位は「伴侶の死」。第四位は両親、兄弟、朋友などの身近な人の死。と、四大衝撃の三つまで私の仕事につながる「死」が絡んで いると言われている。

 敢えて第三位を飛ばしたのは、ここに「一親等の家族の刑の確定」が分析されているからで、ホリエモン君の現実が関係して来るのである。

 彼の親の立場を推察すると、それこそ社会に申し訳ない思いだろうし、その衝撃が半端じゃないと考えられるだろう。何と言っても彼は加害者であり被害者の存在があることを忘れてはならないからだ。

 彼が社会を騒がしていた頃、「聞いちゃったんですよね」という言葉で話題を呼んだファンドのトップがいた。そう、村上氏である。彼は「もの言う株主」としてタイガースにまで入り込もうとしたことも記憶に新しいが、そんな彼も有罪となった事実を知るべきである。

 上述の分析からすると、二人の拝金主義者は大変な親不孝をしたことになるし、反省では済まない羞恥心の欠如が著しいような気がするのは私だけではない筈だ。

 さて、満身創痍の横綱貴乃花の優勝に対し、土俵上で「感動した!」と言った小泉総理の言葉が印象に残っているが、民主党内部で「菅、どうした!」と揶揄される言葉に思わず「うまい!、座布団一枚」と拍手を贈りたいのも寂しい現実である。

  福島原発では人的ミスの連発。弁の開閉表示を誤っていたとか、あちこちのパイプから水漏れが発生したニュースに愕然としたが、九州電力の玄海原発の「やら せメール」問題も羞恥の極み。自分達の利益のために社会を誘導しようとする行為は余りにも卑劣。それこそ切腹しなければならないレベルであろう。

 経済界の重鎮たちの言葉にも寒々しい思いを抱いてしまう。原発の危険性よりも経済のための電力を優先する発言が目立つからだ。故に前述の九州電力の事件が起きるような気がする。

 過日の松本復興大臣も異常だった。日本だけではなく世界中に「バカ」を認知させたのだから恥ずかし過ぎる。バラエティ番組や週刊誌などで目にする「上司にしたくない人物」ならダントツでトップに君臨されるだろう。

  副大臣から昇格した新大臣もよく似ているみたい。昨日の関西テレビの夕方の番組で、ジャーナリストの青山氏が恫喝された事実を披瀝されたのでびっくり。温 厚そうな表情の裏面で「私は、副大臣だ!」と電話で抗議された出来事を知って唖然。それは、青山氏が福島原発の内部に入られ、その現実を報道されたからだ が、原発事故に対して隠匿主義にある政府の状態を物語る現実と言えるだろう。

 最近のニュースで目にする光景で情けないのは、謝罪の仕方 を知らない人が多過ぎるからである。「謝罪したいと思います」とはどういう日本語であろうか。どうして「謝罪申し上げます」と言えないのだろうか。総理を はじめとする内閣や政治家たち。また、一連の東電問題や保安委員たちの言動に情けない思い。「したい」「思います」とは基本的におかしい言葉だと知って欲 しいものである。

 2週間ほど前、面白いクイズ番組を観ていた。東大、京大、早稲田、慶応、筑波大などの教授一人と二人の学生がチームを 組み、倍以上の人数というハンデを与えられた芸能人チームが加わり、科学的なクイズに挑戦していたが、司会の羽鳥アナウンサーの言葉にびっくり。「この問 題は先生に答えて欲しいと思います」と言われたから。

 番組の構成で決まっていたことに「思います」はおかしな言葉。単に「先生にお答えいただきます」でよいのである。

  社会には、この「思います」が大流行の現実。過去に入院していた際、「このお部屋をお掃除したいと思います」と入って来られた看護士さんに「決まっている ことに『思います』はおかしいよ」と教えたら「そうですね!」と納得されたことがあったが、プロのアナウンサーたちが、番組の司会の中で「次のクイズに行 きたいと思います」や「ここで**さんに歌っていただきたいと思います」とは「おかしい!」と伝えたいものである。

 今日は、ちょっと長 くなって「独り言」ではなくなると指摘されそうだが、結びに書いておきたいのは「社会はすべてキャスティング」と言うこと。松本復興大臣の任命もそうだ が、菅総理を選出した民主党をキャスティングしたのは我々国民であり、プロデュースした責任を忘れてはならない筈。国民一人一人が名プロデューサーとなり たいものだ。
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