2011-09-22

南国行き  NO 2701


 大嫌いな飛行機、事故に遭わなかったのでこの独り言をしたためている。台風の影響で欠航かと覚悟したが、問題なく飛び立って無事に鹿児島空港へ着いた。

 しばらくすると台風に関する様々な情報が入り、宮崎やえびの高原方面への高速道路が通行止め。また熊本、福岡へ行く高速バスが大雨の影響で運休していることを知り、そこからの行動が想定外になってしまった。

 ふと目に留まったテレビのニュースで愛知県や大分県の大雨も知ったし、台風が動き始めて九州南部に影響を及ぼすみたいな気象情報にびっくり。

よりによってなんでこんな時にと不運な遭遇に腹立たしい思いを抱いたが、飛行機が欠航にならなかったことだけでも幸運だし、急激に発達して大被害を受けた東海、関東や東北の人達のことを考えると本当に幸運に恵まれた思いもあった。

 気流の関係からか上下にかなり揺れたが、気分を変えるつもりで読んだ機内誌で衝動買い。まずは島根県産の「ゆずサイダー」を注文して飲み、続いては「ANA」と文字盤に入った腕時計を買ってしまった。

 小冊子の説明書を読んでいると不思議なことが。説明書に出て来る秒針がないではないか。きっと安い分だから掲載されていないのだろうと自己納得。ベルトを調整して着けてみた。

 横を通った客室乗務員が「お洒落な時計でしょう」と言ったが、ニコッとだけ返しておいた。

 彼女達は搭乗している機材で仙台から大阪へ着き、そのまま鹿児島行きに乗務していると教えてくれたが、機内放送で着陸前に揺れる可能性が高いと聞いた時はゾッとした。

 さて、無事に着陸し、まずは約束した友人夫妻との待ち合わせ場所に向かい、予定通りの時間に再会を果たし、昼食をしながら行程について確認を。

 その日の夜を過ごすのは、指宿の白水館。過去に書いた「にんにく卵黄」のCMに登場される女将さんのホテルで、鹿児島中央駅からユニークな特急「いぶすきたまてばこ」を利用した。

「い ぶたま」との別称で人気が高いそうだが、古い気動車をリニューアルしたもので、騒音が半端じゃなく、音とスピードのギャップがローカル鉄道ならではのも の。浦島太郎の伝説をキーワードに設計され、停車してドアが開くと屋根からミストが出て来るのにはびっくり。車内で「指宿サイダー」を注文して紙コップで 再会を喜び合った。

 指宿駅前からホテルまで乗ったタクシーが最悪。雨で窓ガラスがしまった状態なのに、客待ちしている間に喫煙したみた いで、中はモウモウとした感じ。友人の奥さんが「煙たい」とこぼした途端に不機嫌になった運転手さん。制限速度の倍以上で走り出したので恐怖の道中となっ た。

 はっきり言って、この運転手さんは指宿のイメージダウンとなるだろう。しかし、次の日に乗ったタクシーの運転手さんが素晴らしく、 イメージアップして挽回するほどだったので、次号でその話にふれることにするが、夕食の最中に大阪から電話が。幼馴染の女性のお姉さんが亡くなられたとの こと。どうしても葬儀に参列しなければならず、その後の行程を大きく変えることになってしまった。

 そんな訳で、2泊を終えた今日は早朝にホテルを出発、九州新幹線「つばめ」で博多で乗り換え、葬儀に間に合うように帰阪。急いで着替えて式場へ行った。

 メモリアルボードに懐かしい写真が。白いグランドピアノの前で撮影された歌手の灰田勝彦さんとのツーショットが素晴らしい。導師を務められたのは京都の有名な禅宗のご住職。お久し振りですと控え室に参上し、互いに太りましたねからお言葉を頂戴した。

 幼馴染の彼女が私の顔を見て「有り難う」から始まった丁寧な言葉に恐縮。心から間に合ってよかったと思った瞬間だった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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