2011-09-29
プロの世界 NO 2708
「囲碁とゴルフをやりなさい」と教えてくださったのは税理士の先生だったが、どちらも経営者として不可欠な学びがあるからとも教えられた。
月刊誌であった「囲碁クラブ」を数年間購入し、付録の小冊子「次の一手」が大好きだったが、元々頭が悪かったからか上達することはなく、「へぼ碁ダメなし」というレベルで現在に至っている。
ゴルフは「シングルになりなさい」と言われ、フルバックからラウンドして初めてコース設計者と対峙出来ると仰ったことが印象に残っているが、その世界に到達した際に初めてその意味を理解することになった。
その先生が急逝されたのは、阪神淡路大震災の年だった。奥様からの電話で武庫川近くのご自宅に参上したが、尊敬申し上げていた先生に手を合わす時の寂しさを今でも忘れられず、葬儀の司会が辛くて仕方がなかったことが昨日のように思い出される。
そんな先生がご体験されたお話を伺ったことがあった。北新地に碁盤が置かれたクラブがあり、そこで先生が大学時代のお仲間と碁を打っていると、見物されていた一人の方が「いい碁を打たれますね」と言われたそうだ。
やがてその人物と先生の対局となり、結果は先生の一目負け。次にお仲間が対局されたら、また一目負け。こんな不思議なことがと思っていたら、何と相手はプロの方だったそうで、合わされていた事実に驚かれたそうだ。
それほどプロのレベルは高いわけだが、国会中継を観ているとプロの政治家が少ないような気がしてならない寂しさを感じてしまう。
昔、将棋の世界に有名な升田幸三氏がおられたが、参議院議員への出馬を要請された時に「本業に自信がある者は政治家にならない」と返されたそうだし、升田 さんと何度も対戦された大山安晴氏は「たとえ国会議員になっても『歩』にすぎないので馬鹿馬鹿しい。『王将』だったらなるが」と仰ったそうだ。
その大山氏がゴルフを始められた際、すぐに止められたという逸話がある。その理由が「こんな面白いものが将棋に悪くない筈がない」というもの。やはり、頂点を極めた人達のお言葉には味と重みがあるではないか。
前述の升田氏が残された逸話で大好きなものがある。それは将棋界のトップととして終戦時にGHQに呼び出された際のやりとり。
「将 棋は相手から奪った駒を味方として使うが、これは捕虜虐待の思想ではないか」と問われ、「人材を有効に活用する合理的なゲーム。チェスは取った駒を殺して しまうし、キングが危うくなるとクイーンを盾にして逃げる。それこそ民主主義やレディファーストに反するのでは?」と返されたそう。
見事な反論にギャフンと参ったGHQ側は、高価な洋酒を土産に帰らせれたというものだが、一方の大山氏が、チェスでも日本チャンピオンだったことも驚きの話である。
さて、「NO 2703」で「ぴぴ 司会」の塾生のページを紹介したが、確認してみるとこの独り言が3番目に出てきたのでびっくり。改めてネットの速さと恐ろしさを知ったが、今日は別の女性のページを紹介しよう。
グーグルかヤフーで「司会 スペシャリスト」と検索されたら、トップに太陽の時間と月の時間のページが出て来る筈。そこで葬儀司会者の一面をご覧いただければ幸甚です。