2011-10-28

病の履歴 追加  NO 2736


 葬儀の始まる1持間ほど前、式場の前を通ると、ロビーのソファーで新聞を読まれるご親戚の方々の姿がガラス越しに見えた。前日のお通夜の後は、少しでもお休みになられたのだろうか。そんな心配をしながら通り過ぎた。

 最近、事前相談が多いとスタッフに聞いたが、急を要するケースが何件もあるそうで、重ならないようにと願ってしまう。

 高齢の方々が多い昨今、あちこちの老人ホームの職員の方々から相談を受けることが急増している。

 メモリアルコーナーに掲示されるお写真にもデイケアサービスでの誕生祝のショットや、ホームで過ごされた日々のものが多く、それらが祭壇に飾られるご遺影の原版になることも多い。

 カメラ付き携帯電話の普及で、他府県に在住される息子さんやお孫さんからメール送信されてくるケースも増え、我が業界のグローバルな対応変化に、私のようなアナログ人間には戸惑いが生じるが、スタッフ達はそれが当たり前のように対応しているので安堵している。

 さて、くも膜下出血で倒れられたKEIKOさんの症状が心配だ。小室さんの問い掛けに笑顔を見せられたそうだが、まだ発声が出来ない状態のよう。

 前にも書いたが、脳の急な疾患は本当に恐ろしい。くも膜下出血の場合には、猛烈な頭痛が発生した時には緊急手術を要する状態なので特に恐ろしい。誰も予測しないのに急変するので詳しい前兆変化などを学んでおきたいものだ。

 前々号で触れた病の履歴だが、50代の後半に恥ずかしい1週間の入院があった。半月ほど咽喉の調子がおかしい症状があり、微熱が治まらず医院で点滴を続けていた。

当時、塾の対応もあり、本業に追われる中、日に1食や2食の日が何回かあった。しばらくすると、日々に食事の際に咽喉が痛くなり、それらは徐々に酷くなる一方。ついには水を飲み込むにも激痛を伴うまでになってしまった。

 葬儀に行こうと黒服に着替えたのはいいが、本社に出勤するとどうにも辛く、そのまま耳鼻咽喉科に足を運んだところ、鼻から入れられた内視鏡検査の結果、すぐに入院しなさいと言われ、紹介状を貰って午前11時過ぎに大阪赤十字病院の耳鼻咽喉科の窓口へ行った。

  100人ぐらいが座っている待合室。朝から何も食べない状態で名前を呼ばれるまで待っていたが、名前が呼ばれたのは午後5時過ぎ。その時はもう立てない状 態。車椅子が準備されて運ばれた診察室。ここでも鼻から内視鏡で検診され、「これは入院です」とそのまま病室へ。黒服のまま直行したのだから驚かれたもの と想像する。

 病室で点滴を受けながら、何かを食べなければと看護師さんが持って来てくれたのはゼリー状のもの。これを先に飲み込んで激痛が起きないように食事をするという作戦だが、それでも痛みが酷くて困った状態だった。

<どうして、こんな症状に?>と不安が募る中、部屋に来られる医師の顔も原因不明のようで不安な表情。毎朝採血が進められて辛い3日間が過ぎた。4日目の朝、医師が部屋にやって来られた。これまでに見られなかった笑顔にびっくり。やがて意外な病気の原因を耳にした。

「原因が分かりました。鉄分不足。亜鉛不足。所謂栄養失調ですね」と言われたので笑うではないか。そこで「心当たりは?」と聞かれて答えたのが半月間の食事状況。

「やはりね。栄養失調ですね。点滴に鉄分系を加えますので劇的に緩和されると思いますよ」

 それは、本当に劇的というように楽になり、それから3日後には何もなかったように退院を迎えたのだから嘘みたいな話。それから同じ「轍」を踏まないように「鉄」分摂取に気を付けている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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