2011-10-30

孫に託して  NO 2738


  午前中に行われた葬儀に参列。昨号で触れたメモリアルボードのお写真をじっくりと拝見。すべてのコメントはご家族の皆さんがお考えになったもの。男女二人 ずつのお孫さん4人が笑顔で撮影されたものには「お爺ちゃん、お疲れ様でした」とあり、皆さんが立派に成長されたお姿に故人もさぞかしお喜びだったと拝察 した。

 呉の大和ミュージアム内で撮影されたお写真もあり、そこには「戦時中は魚雷を作っていたそうです」とのコメントが。青春時代が戦中、戦後という厳しいご体験を物語る一枚だったが、平和な現在では考えられない時代を見事に生き抜かれたことになられるだろう。

 昼頃から雨が降り出した。午後の葬儀には行かなかったが、妻が姪夫婦が参加した大阪マラソンの応援に行ってきたそうで、ゴール地点のインテックス大阪は超満員で近寄れず、一つ手前の駅で降りても大混雑だったと疲れた様子で帰宅した。

 その姪夫婦が見事に完走したと聞いたが、出場者の96パーセントが完走というニュースを知ってびっくり。ジョギングやマラソンの人気を改めて知った思いがした。

 知事と市長が握手というニュースもあったが、その背景には火花が散っているとの言葉も添えられ、来るW選挙の激しい戦いを想像させる見出しだった。

 橋下知事に関する週刊誌の記事が酷いよう。見出しを読むだけで<選挙妨害では?>と思えるほど。最近のメディアの表現行動は辛辣過ぎるのでは?と思う人も少なくないだろうし、最早「何でもあり」という社会状況に憂いを感じるこの頃である。

 上述の葬儀に、ある政治家が会葬に来られていた。代表者焼香での拝読に関してスタッフからアドバイスを求められ、選挙中ではないので肩書き通りにと司会者に託しておいた。

 選挙の最中の政治家への対応は神経を遣うもの。誤った対応をすれば問題に発展する危険性があるし、プロの司会者としては基本的な部分として理解しておかなければならないだろう。

 過日の葬儀にも元大臣の参列があったが、「元」と「前」の誤りにも気を付けたいもの。

日本語には「順不同」という便利な言葉もあるが、焼香や供花の順位ではそれらは便宜的なことと考えておくべきもの。プロとしての経験からアドバイスは可能だが、もしもクレームが発生したら、解決の道を提案するのもプロたる立場。誠に疲れる問題ではある。

  明日で10月は終わり。今年も後2ヶ月となってしまう。齢を重ねる度に月日の経つのを速く感じる。故人の年齢は数え年で表記するのが一般的だが、私も来年 の誕生日を迎えれば四捨五入なら70歳になってしまう。それまで寿命があるかどうかは分からないが、その「代」を元気に迎えることが出来れば幸せではない か。

 私の葬儀で行って欲しいこと。それは孫からの「お別れの言葉」とピアノによる「献奏」であり、ここにこうしてしたためておく。

 人生とはマラソンみたいなもので、それを進む長距離ランナーだと説かれた人物がおられたが、人によってその距離が異なるだけに大変だ。数日前のお通夜のご法話で「上り坂」「下り坂」についてお話され、「まさか」のことがないようにと結ばれた。

 死というものは、前からやって来るものではなく、いつの間にか後ろから近づいて来るものと説かれた高僧もおられたが、起床時の目覚めに感謝する人生を過ごせたら立派なことだと思えるこの頃である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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