2011-12-08

戦争の裏側で  NO 2776


  数日前、NHK連続ドラマ「カーネーション」を観ていたら、主人公の夫に召集令状が配達されてきたところで終わっていた。当時に「赤紙」と呼ばれて国民を 動揺させた徴兵問題だが、ドラマの中で最近に登場してきた「大日本婦人会」と同様、平和な今の時代には考えられない史実である。

 今月に入ってから歌謡曲紹介のナレーションや逸話に触れたが、冒頭の問題で忘れられない曲と言えば「岸壁の母」がその1曲となるだろう。

  帰らぬ人を待ち侘びる悲しい光景、それが引揚者を迎える戦後の舞鶴港で見られた。そこでは、船が着く度に悲鳴と喜びの声が交差する世界。いつの間にか同じ 顔ぶれの方々が残るようになりました。そんな中、昭和25年から6年間、何度も通われていた東京の年老いた女性の姿がありました。昭和31年に戦死広報が 届いても信じることはなく、37年間待ち侘び、昭和56年に亡くなられたと聞いたが、そんな息子を待つ悲しい思いを「菊池章子」さんが昭和29年に歌い、 その後、昭和47年「双葉百合子」さんで大ヒットとなった曲として有名です。

確か「双葉百合子」さんは、今年に現役から引退されたと記憶するが、歌手の「坂本冬美」さんが歌う気力を消失されていた時、双葉さんの歌われる姿を目にして復活することが出来たと語っておられたのが印象に残っている。

 私がこの曲を歌われる女性の司会を担当した際、上述の物語を語ると会場の中で数人の方がすすり泣かれたので忘れられない思い出ともなってるが、その時に着物姿で歌われた初老の女性の素晴らしい歌声、そして台詞の抜群の上手さに来場者が感嘆されていた。

 また、戦争に関係する逸話として、昭和18年という戦時色の中で製作された映画「無法松の一生」が、反戦的なイメージがあるということから、当時の内務省の検閲により20分近くもカットを命じられた出来事もあったそうだ。

 この映画の主演は「坂東妻三郎」さんで、富山松五郎が陸軍大尉の未亡人と子供との人間的な触れ合いを描いた思慕物語的な作品だが、「坂東妻三郎」さんと言えば、「田村高廣」さん「田村正和」さん「田村亮」さんのお父さんであることも有名だ。

「古賀政男」さんの曲で「村田秀雄」さんのデビュー曲として有名な「無法松の一生」だが、世に出たのは1958年のこと。今では合作として知られている「度胸千両」も別の曲として発表されていた。

「村 田秀雄」さんのヒット曲として知られる「人生劇場」だが、この曲が早稲田大学の第二校歌というのも面白い裏話で、「無法松の一生」や「人生劇場」のヒット に至ったのは、あの名曲と称された「王将」の大ヒットからで、「王将」は紅白歌合戦で4回も歌われており、村田さんは、いつも1番と3番を歌っていた逸話 もある。

 もうすぐ年末恒例の紅白歌合戦が放送されるが、そこでは2コーラスだけとなっている中、「フランク永井」さんが3番まで入ってしまって時間が大変になったことが起き、私は、偶々その時の放送で気付くことになったことが懐かしい。
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