2012-01-04

考えたいこと  NO 2800


 今日は、ちょっと横着をして、随分昔に書いたコラムを繋いで発信することにしよう。

 お釈迦様が入滅されてから56億7千万年後に、弥勒菩薩が仏様として登場されるまでの間を「無佛期」という説がある。

 仏教には様々な宗派が生まれ、それぞれが一部で異を唱える部分もあるが、仏教はやはりお釈迦様につながるもの。その教えを結んでみると一点に戻るということこそ「原点」があり、その元が「原典」と呼ばれる教えなのだろう。

 上述の信じられないような長い期間、その間に我々衆生を見守ってくださるのが「お地蔵さん」という説もあるし、お地蔵さんが人間社会を隈無く監視する閻魔大王の化身だという説もあるのだから興味深い。

 住宅地や商店街の中など、意外なところにお地蔵さんの存在があり、道行く人が頭を垂れたり手を合わせる姿は美しいものだし、そんな光景が、子供達に大切なことを教える行為だと思えてならないこの頃である。

一方で、秋の季節に参拝者の多い有名な神社に立ち寄った。柄杓で掬って清めの手洗い水、いつしか冷たさが戻っており、冬の訪れが近いことを実感した。

 不浄な身と心を清めて参拝をするが、作法の心得があっても<何を祈願するか?>が出て来ない。そこで僅かな賽銭に託するには大きすぎるが、世界平和を祈願することに。

 家族の幸せと健康、会社の発展、交通安全など、人にはそれぞれ願う「心」に異なりはあろうが、手を合わす瞬間に純粋な人の「心」が生まれていることは事実。

 帰り際、ちょっと興味を抱いて絵馬を拝見。酒、タバコ、ギャンブルなどとの決別誓願から浮気封じまである。ふと<神様って忙しくて大変だ>と思いながら階段を降りた。

 新年を迎えて新しいカレンダーが掲示されている。年末になると多くの仕入れ業者が来社され、年末、年始の業務制限への了承を求めるケースが多いが、そんな彼らは、必ずと言っていいほどカレンダーを持参してくれる。

 ブライダルに関係する業界向けカレンダーには、六曜の「大安」の日を赤枠で目立つものがあるが、我々葬祭業界用には「友引」の日に黒枠をされているケースが多い。

 「社員の皆さんにも」と、たくさんのカレンダーを頂戴することもあるが、この友引表示型は、やはり社内用のもので、持って帰る社員は数えるほどしかいない。

 宗教に関するカレンダーも多く、日常のさりげない「教え」を表記した標語型タイプは人気が高く、社員同士で「抽選」という光景も見られるが、そんなカレンダー、ある仏教関係者から頂戴したものの中に次の表記があった。

『地獄はありません つくりさえ しなければ』・・6月

 この言葉を見ながら、自衛隊が派遣された外国のことを思い出した。

 『戦争は 釈尊のご遺言に反しています』・・8月

 宗教者や葬儀社は、命の尊さを痛感している。それは、悲劇の光景に多く接したことから。愚かな争いが起きない時代、それは、果たしてやって来るのだろうか?
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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