2012-01-19

冷たい雨  NO 2815


 一昨日、お通夜の帰路に友人の割烹に立ち寄った。体調が悪くて食欲がないと言うと「お餅、焼いたるわ」と大好物を食べさせてくれた。それは、彼のお兄さんの店のもの。過去に正月用でお願いしたことがあったが、特別に美味しいお餅だった。

  私専用の土鍋に雑炊を作ってくれ、何とか服用する薬を飲むに至って感謝。そんな店内のひとときで話題になったのが、彼とも深い関係のある「力餅」さんのこ と。生野本通商店街を東に抜ける八坂神社の少し手前にある店だが、そこに入ると有線のジャズが流れているのが誰の好みからだろうかと言うことだった。

 昨日、そんな疑問を解くためのように、夫婦で偶然「力餅」さんへ入った。中華ソバ、揚げカレーうどんが大人気だが、ここは「きつねうどん」を注文すると「信太(しのだ)一丁」と厨房に声を掛けられるのも面白いところ。

 前にも書いたが、ここで店頭販売されている出汁は本当に最高の味。紹介した人達が絶賛して感謝されているのだから間違いない。

  さて、その流れているジャズのことだが、食事を終えてから清算時に伺ってみたら、「旦那は演歌。北島三郎さん大好き。ジャズは私」と女将さんが仰ったので びっくり。食堂でジャズが流れているなんて滅多にないので興味深いことだが、彼女が私のことをいつも「大将」と呼ぶのでくすぐったく感じている。

  ジャズの話題が出てきたところで思い出すのは、随分昔の私の出版パーティーのこと。発起人のお一人がジャズ大好きというところから、ロイヤルホテル内で有 名だった「世羅譲」さんのミュージシャンの皆さんをゲストにお願い。「オープニングのリクエストは?」と言われたので咄嗟に「テイクファイブ」と答えたら 「グッド!」と返され、見事にオープニングを飾ってくれたことを思い出した。

さて、昨号で書いたお爺ちゃんのお通夜に参列。喪主様の謝辞 でご本人が何度も大病の手術を受けて生還されていた事実を初めて知った。もう90歳を迎えられる人生であられたが、メモリアルボードにはご夫妻で出掛けら れたあちこちのツーショットもあったが、参列者の目を一心に集めていたのは昭和24年に撮影された結婚式の集合写真。セピアの一枚に多くの紋付姿の方々が 写り、それは間違いなく戦後間もなくを物語る雰囲気があった。

式次第が終わった後、参列されていた檀家総代さんと共にお棺の所へ行き拝顔。二人でお寺での忘年会での出来事を懐かしく交わした。

 お人柄そのままのご遺影がよかった。ご夫妻が孫さん達から花を贈られた際に撮影されたそうだが、つい最近らしくて最後にお会いしたイメージそのままの笑顔が語り掛けておられるようだった。

 また銭湯の常連さんが減ってしまった。そんなところからちょっと心配になり、何度かお会いした医院へ行き「MRI」の撮影を受ける病院を紹介願ったが、今月中に出掛けようと考えている。

 我が大阪は久し振りの雨。湿度アップでインフルエンザの流行に歯止めが掛かることを願っているが、傘を差して杖を手に歩くと大変である。明日、お葬式でご出棺をお見送り申し上げようと思っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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