2012-02-03

混沌の時代  NO 2831


  病院行きの際に飲食店に立ち寄ったら、入り口に太巻きから細巻きなどの巻き寿司を山積みにして販売している。今年は北北西が恵方だそうだが、誰がこんなこ とを流行させたのかは知らないが、一部では「海苔業界」という風評も流れている中、関西ではこの季節の風物詩にすっかりと定着してしまったようだ。

  検査衣に着替えて受けた「MR」だが、耳栓をしてじっと横たわっていると時間の観念がおかしくなる。途中で例の音が止んだので終わったと思ったら、血液の 流れとか何とか言われ、右手に握っていた緊急時のボタンを左手に持ち替えられ、右手の中指に血液の酸素数値を計測するような器具で挟みつけられ、またあの ウルサイ音が始まった。

「お疲れ様でした」と声を掛けられた時には開始から1時間が経過。「よく我慢されましたね」と慰められたが、中指の痛さを一気に感じ出した。

 振り返れば、これで「MR」検査を10回以上体験していることになる。耳栓の上にヘッドホンを装着し、音楽を流してくれた病院もあったが、耳栓すらなかったところもあったので様々。検査を受けられるには、それらを調べられた方がよいとアドバイス申し上げる。

 結果は来週に医院でとなるが、おそらく問題ないだろうと考えている。

 数日前、馴染みの蕎麦屋さんに立ち寄ったら、奥さんがお客さんに「かやくうどんのことを『しっぽく』と言うのはどうして?」という話題が出ていた。ちょっと気になり、帰ってから調べてみたら面白いことが分かった。

「しっ ぽく」を漢字で書くと「卓袱」となり、それは「卓袱台」の「ちゃぶ」となり、その謂れが昔の長崎の出島に因すると言うことを知った。卓上に数々の食べ物の 大皿を並べることからそうなったそうだが、笑ったのは「わからん料理」の揶揄で、それは「和・華・蘭」という3つの国の料理を合わせたもので、「かやく」 につながったみたいであった。

 さて、今日、我が業界の10社の広告に対して、消費者庁が厳重注意をしたというニュースがあったが、その半数が愛知県という事実に驚いた。

「誤 解を招きかねない」という表記が問題になったようだが、混沌としてややこしい業者が蔓延り始めた我が葬祭業界にあって、弊社のような社名なら絶対に安心と いうお客様もおられ、二度と出来ない大切な儀式にあって、業者選びが重要という社会認識がやっと始まったような気がしている。

 特に多 かったのが会員割引というケースだったらしいが、葬儀というサービス提供にあって「割り引く」という発想を打ち出すこと自体がおかしいと言うのが私の考 え。上乗せした価格設定をするだけでどうにでももなる仕掛けは社会常識のレベル。ややこしい業者に任せて二重のお悲しみに陥らないようにと願ってしまう。

 数年前、ある消費者団体から講師の依頼を受け、講演終了後に質疑応答の時間を設けたら、その中に「悪質業者を取り締まるべき」というお怒りのご意見が出てきた。伺ってみると、病院から紹介された業者が酷かったということだったが、少しだけ反論を申し上げたのが次の言葉。

「大切な人の大切な儀式なのに、悪質な業者を選ばれてしまった側にも責任の一端があるかもしれません。大切なら、真剣に業者を選ばれるべきでは?」

  いつも社員に伝えてきた言葉がある。「結婚披露宴のミスなら、謝罪する相手様がこの世におられるが、葬儀の場合は故人に対して謝罪することが出来ない」と 言うこと。ご遺族から「亡き母が悲しんでいると思います」なんてご指摘を受けたらどうにもならず、「ミスのないよう細心の神経を遣って」と指導してきた歴 史がある。
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