2012-03-05
怖~い思い 2862
友人のグループが、和歌山県の南部梅林に行って来たそうだ。天王寺駅から最寄り駅まで特急で1時間45分も要する距離なのに、そこには人を寄せ付ける特別のものがあり、過日に行った大阪城の梅林をに来られている人達も同じことなのだろう。
梅の花の香りを表現する際に「馥郁(ふくいく)」という言葉がよく使われるが、それは決して梅だけではなく、桜、日本酒、食材などの香りを表現する際にも用いられている事実があっても、何かしら「梅」限定みたいな雰囲気があるのが不思議である。
友人グループが最初に語ってくれたのが「よい香りに包まれて幸せだったよ」ということだが、我々葬儀の司会者のフレーズとして、「花は眺める人の心を豊か にし、旅立たれるお方のお心を慰め、お悲しみの皆様のお心を癒す不思議な力が秘められているそうです」というのがあるが、全国から来社して研修を受けられ た司会者の皆さんが、このフレーズを全員が気に入っているようで、全国各地で活用されている事実を聞いている。
梅の季節が過ぎれば、すぐに桜が咲き誇る季節を迎えるが、桜は「散りゆく」風情に何か物悲しさを感じるようで、それが人生観に通じるとして様々なフレーズも生まれた歴史がある。
「爛漫と咲き誇る桜の花が、一輪一輪と散りゆく風情に一入寂しさを覚えるのはなぜでしょう?」
桜が何かと注目されるのは、花が散ってから葉っぱが出て来るということがあるからかも?
さて、所用があって出掛けた。JR大阪環状線「寺田町駅」の内回りホームにいたら、何所かで私の名前を呼ぶ声が。真向かいの外回り側のホームで手を振っておられるお姿を確認。お好み焼き「千代」のオヤジさんだった。
「お出掛けですか」と返したら電車が入線して来たので、互いに「お気を付けて」と手を振ってお別れした。
もう80代後半なのにいつもお元気。10年程前には「狭い日本でゴルフとは何を考えとる。か弱い女性に重たいバッグを担がせるとは何事だ!」とゴルフ反対 論者だったオヤジさん。今ではゴルフが「生き甲斐」というように、週に一度は行きたいと仰るし、屋上にネットを張って練習場を作られ、電動でボールが出て 来るようなシステムまでご自分で作られたと聞いて驚いた。
「あんたと一緒にラウンドしたかったのに、病気になって寂しいよ」とお店で残念がられたこともあったが、地元ではオヤジさんのお元気振りは誰もの話題になるほど知られているので肖りたい。
一昨号で書いた「新快速」に乗った。車内アナウンスで「京都駅での信号で3分遅れで運転しています。お急ぎのところご迷惑を」と放送されたが、途中の停車 駅での「ドアが閉まります」のアナウンスの声に焦りが感じられる。何とか3分を取り戻そうとの思いがあるみたいで、時速130キロでぶっ飛ばすので恐怖の 乗車時間となったが、スピーカーから流れるアナウンスに「焦り」を感じさせるのは修行が足りない。プロの世界では失格となる。
鉄道ファンのことで「テツ」という言葉があるが、彼らの世界で常識となっているのが耳で聞き分ける速度の判断。25メートルのレールの場合、継ぎ目が1秒毎なら時速90キロということになる。お分かりだろうが、25×3600で9万メートルになるからだ。
そこで秒針の進みと継ぎ目の「ゴトン」の音の数を計算すれば、速度計を見ないでも速度が出て来るのだが、今日の新快速は130キロ以上の速度で走行していたようだった。
「行 きはよいよい帰りは怖い」という童謡「通りゃんせ」の天神様の細道ではないが、まさに帰路に新快速を利用するのは嫌な思い。しかし、ホームに上がると同時 に到着というタイミングだったので仕方なく乗ったのだが、やはり飛ばし過ぎという世界で恐ろしかった。私には絶対に運転士は無理と思いながら、大事故が起 きないように願っている。