2012-04-04
やっと治まり NO 2892
まだ北海道では強風が吹き荒れているようだが、我が大阪は午前中に落ち着いたのでホッとした。
トラックの横転や倒木の下敷きになって亡くなられた方もあり、自然現象の中で「風」とは恐ろしいことを改めて思い知らされた。
私は昔から風が大嫌い。自宅やお寺で行われる葬儀で何度もテントが飛ばされた体験もあるが、あの電線から流れる「ビュー」という音を耳にするだけで恐ろしくなるし、風の強い日は電車を利用しないというような病的な恐怖感まで感じるのだからどうしようもない。
被災地にも容赦なく吹き荒れた「バクダン低気圧」だが、仮設住宅の屋根を飛ばしたと言うのだから被災者にはダブルパンチのようでお気の毒。あちこちで風速40メートル以上を記録したそうなので聞くだけで恐ろしい。
さて、阪神淡路大震災の時、仮設住宅で生活を余儀なくされた方々の中で「孤独死」という問題が浮上していたが、最近の世の中には「無縁死」という言葉が飛 び交っている。過去のデーターだが、東京都の監察医務院によると、平成14年の1364人から20年には「1.6倍」の2211人に増えたと言うのだから 驚きである。
今ではもっと増えていると推察するが、弊社にもそんなお気の毒な方の担当が増えている。
スタッフだけでお見送りする寂しい葬儀、依頼したお寺様のご読経が悲しく聞こえる。「ご仏縁なのだから真剣に厳粛に担当しなさい」とスタッフ達に教えてきたが、我が日本の国の将来に憂いを感じる現実でもある。
道を歩いていると、どこかのお家の中から「お題目」や「お念仏」の声が聞こえる。きっとお仏壇に向かわれてお勤めをされているのだろうが、そんな対象物のある方は幸せとも言えるだろう。
不謹慎なことを書いて恐縮だが、どこかのお家から「ごま油」の香りが流れて来る。それは天麩羅かもしれないし野菜炒めかもしれないが、それだけで食欲を感じるのも生きている証。それは決して不幸ではない体感なのである。
テレビのCMに「ごま」に関するものが多い。禅宗の僧侶が精進料理で「ごま」を活用される光景もあったが、目立つのはサントリーの「セサミン」ではないだ ろうか。これだけCMが多いとさぞかし売れ行きがアップしているものと想像するが、過去に面白いやり取りがあったので紹介を。
随分昔の話だが、大正製薬の「リポビタンD」のCMが頻繁に流されることに対し、ある人物が「CMを少なくしたら価格を安く出来るのでは?」と言ったら、「CMするから多く売れて安く販売出来るのです」と返された。
どちらも一理ある面白いやり取りだったので印象に残っている。