2012-04-24
思い出すのは NO 2910
昔、大阪市内の汚い川しか見たことがなかった幼い子供が、親に連れられて帰った郷里で綺麗な水の川を目にして「水道の水が流れている」と言ったという話があった。
二人目の孫を連れて歩いていると、疲れたら「電池が切れそう」と言い出すので面白かったが、ある子供が親に買って貰った「ハムスター」を誤って落とし、動かなくなったのを見て「電池が切れた」と言って親が驚いたという逸話を読んだことがある。
人生にあって、田舎の存在があるということは幸せなこと。父方、母方のそれぞれに郷里がある人もいるだろうが、郷里もなく、ずっと都会暮らしという生活を続けて来た人もいるだろう。
田舎の存在があったことから様々な体験が思い出されて来るが、麦踏みやサツマイモ堀
りなんて今思えば貴重な体験だし、野イチゴ、椎の実、グミ、山栗、山桃の味は今でもはっきりと記憶している。
振り返れば様々な人との出会いがあった。青春時代のこと、4人でドライブをして、交代で運転をしていたのだが、それから「絶対に彼の運転する車には乗らない」と言われた人物がいた。
彼は、国道で追い越しをする際、右ハンドルの場合、誰もが右カーブのほうが前方が見え易いのに、左カーブの方が負い越し易いと言うのだから皆から疎外されることになってしまったのである。
図に描いて3人で説得しても納得せず、それがどんなに危険と言っても耳を貸さず、頑なに自分の考え方を通すので、誰もが彼の車に乗ることを遠慮することに なってしまったが、そんな彼は、それから40年以上経ってもその考え方が変わっていなかったことを知り、当時の仲間達から、よくも無事故で現在まで至った ものだと感心されていた。
そんな訳で、性格とは人様々だが、誰もが理解出来ることに逆の思い込みを抱き、どう説得しても頑固な姿勢を貫き通す姿勢にはただ驚くばかりで、これからも事故に遭遇しないようにと祈りながら、高速道路ならいいけど、一般道路は考え直せよとアドバイスしておいた。
そんな彼も奥さんがあり、3人の子供の存在があるが、運転免許を有する子供達も我々と同意見なのに、それでも考え方を変えないそうで、奥さんに「親父の運転する車には絶対に乗るな」と言っていると聞いた。
加害者になりたくないし被害者を出したくないので、今後にハンドルを握らないと決めている私だが、それによって活動範囲が狭くなってしまったことは確かで、列車の旅を描いているこの頃である。