2012-05-04

音響のこと  NO 2918


 日付が変わってしまったので昨日となるが、お昼に行われたご葬儀に参列。全国的にお通夜より葬儀当日の方が参列者が少なくなるものだが、今日は式場にセッティングしていた椅子席が満席となった。

  ナレーションの中で故人のお人柄について語っていたが、「自分でしたことで喜ばれたことは忘れてもよいが、して貰って嬉しかったことは絶対に忘れてはなら ない」と、子供さん達に常々説いておられたそうで、それは、昨号で書いた「貸し」と「借り」の話に通ずるような思いを抱いた。

 参列者の中に知人が多く、身体の状態を心配くださるお声をいただいて恐縮したが、我が家から本社まで歩いて往復すると4000歩ぐらい。適度な歩行運動になるのでタクシーに乗らずに挑戦している。

 夜は女性司会者と音響、照明のプロと会食。過日にオペレーターを担当願った合同葬について話し合い、今後の設備投資に関する幾つかのキーワードが参考になった。

 彼は、今、国際的に活躍されている。東京での存在感が知られ、アメリカなどでも仕事をされているという多忙の中で再会出来たので心から感謝した。

 少し早めに本社に来てくれたそうで、式場の音響機材のチェックを願い、マイクの1本を交換することになった。

 音響に神経を遣う葬儀社は少ないのが現実。過去に全国の多くの葬儀社から招かれてスタッフ教育などに行ったが、音響システムのレベルが低いところは喋る気にならなかったし、高額なシステムを導入していても、微調整が拙いケースが多々あったのが寂しかった。

 ある葬儀式場だが、音響と照明システムだけで2000万円以上も投資していたのに、マイクの音声も酷いし、ピアノ曲のCDを流して確認してみると、とてもピアノと思えないような音質で、すぐにプロに微調整を依頼しなさいとアドバイスしてこともあった。

  他府県の同業者から司会を依頼されたことも多かったが、まず確認するのが音響システム。「触れるな」と書かれ、ビニールテープで微調整が出来ないように固 定貼り付けされているところが多かったのも事実だが、事情を説明して調整したら「こんなに変化するのですね!」と喜ばれたこともあった。

  ホテルや文化ホールでの大規模葬では、司会台の横に音響関係の調整が出来るシステムをセッティングして貰ってきたが、音響担当者や舞台監督の方から「ご自 分でしながら喋るのですか?」と信じて貰えず、終わってから「びっくりしました。不思議な世界を体験させていただきました」と驚かれたケースも何度かあっ た。

 司会者にとって音響の重要性は外せないこと。「弘法も筆・・」の諺の存在があるが、これだけはどうしようもなく、会場空間を式場空間として活かすには基本というべきものだろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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