2012-05-30

プロの姿  NO 2941


  過日の日曜日、男子プロゴルフのトーナメントで藤田プロが優勝していた。40代にを迎えてからでも7勝目というのだから凄いではないか。木曜日から4日間 競技というハードな世界。その週の月曜日に36ホールで行われた全米プロの予選をクリアしていたと知って拍手を贈りたい。

 職人という言 葉が好きな私だが、彼はそんな中で雰囲気を感じる「匠」と呼称されるプロである。決して格好よいスイングではないが、それでも300ヤード近い飛距離があ るのだから相当トレーニングを積んでいるものと拝察する。シニアになってもきっと「いぶし銀」と呼ばれるような存在になることだろう。

 プロは、自身の仕事に誇りを抱き、常々からその道に精進する生活を強いられるもの。息抜きぐらいは許されるだろうが、決して羽目を外さないのが鉄則。特にスポーツ選手や芸能人はそれを忘れないで欲しいもの。

  渡米中の期待選手である石川遼君だが、彼はCM契約を結んでいた大企業との契約が切れ、様々な憶測が飛んでいるが、サングラスを外した際に帽子にある企業 ネームが隠れることが頻繁にあったそうだし、アメリカで取得した運転免許が日本国内では通用しなかったそう。そこまで心遣いをする必要はないだろうとのご 意見もあるだろうが、プロならそんな配慮が求められるもの。少なくともマネージャーだと聞くお父さんが指導するべきだったのではと考えてしまう。

 よく似た出来事がスマップの人気者にもあった。大手自動車会社のテレビCMに起用されながら、外車で2回もスピード違反で検挙されたのも有名な話。

一方で芸人さん達のお母さんの生活保護問題が話題になっている。私のような葬儀屋風情がとやかく言うような立場ではないが、本当に困窮している人達が存在していることは確かである。

年 に数十件の福祉葬儀を担当させていただくが、身寄りもおられないお気の毒なケースもあるし、ご高齢の障害者である伴侶の方が喪主を務められ、「最後ぐらい は普通に送ってやりたい」と、こつこつ貯められたのであろう数枚の一万円札を出され、規定通り以外はと冷たい返答をしてやるせなく忸怩たる思いをしたこと もあるが、ポケットマネーでお供えをしたことも何度もあった。

 ご自宅で行われたある福祉葬儀で忘れられない出来事があった。子供のいな い独り暮らしのお婆ちゃんが亡くなられ、故人のお人柄からか、近所の方々がお金を集められ、「これでお花を祭壇に」と託されたのだが、そんな温かい皆さん のお気持ちについ侠客心を感じてしまい、私も参加させてくださいと進んだのに、お通夜にベンツでやって来た親戚の人物が「みすぼらしい葬儀だ」と言ったか ら堪らない。真向かいのおじさんが「ふざけるな!」と激怒され、福祉葬儀で近所の皆さんのご厚情がと抗議、ご本人が「知らなかった。申し訳ない」と私にま で謝罪されたので恐縮した。

津山市の観光大使を辞任されたニュースもあったが、一方で適切でないツイートをした芸人のブログが炎上。契約 していたカルビーのテレビCMもストップしているそうだが、一般的な常識があればこんな大問題に発展することはない筈。それでは子供の人気の高い枚方パー クのCMは無理と申し上げたくなるではないか。

 触れたくない問題だったが書いたのは、縁起でもなく失礼だが、あの芸人さん達のお母さんがご逝去されていたら果たしてどうなっただろうか? 福祉の葬儀を執り行うことは絶対になかっただろうと想像するからである。
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