2012-06-05
話題から NO 2947
昨号で書いたご住職が来られるだろうと式場へ行ったら、若いお寺様の姿が。ご様子を伺って驚愕した。何と、ご住職は、今年の初めにご遷化されていたことを知ったからだ。
作曲家の服部克久さんによく似られたお顔を思い浮かべながら、ただお念仏を唱えるだけしか出来なかった。
坊守さんはお元気だと伺ったので安堵したが、さぞかしお寂しくなられただろうと拝察も申し上げる。
式場に入って座ったが、担当者からご弔問者が少ないと聞いていたのに、いっぱいになる程の参列者があった。
ご遺族の席から赤ちゃんの鳴き声が聞こえ、お母さんが抱かれて別室へ行かれたが、ひょとしてお孫さんでは?」と思うだけでも寂しくなり、手にした数珠を強く握り締める自分を感じた。
格安料金を売り物にしているスカイマークの搭乗者向けのパンフが物議を醸している。荷物棚への収納に関する手伝いは一切しませんとか、言葉遣いの教育も徹底していないのでというお断りもあるそうでびっくり。そんな航空会社に東京都が抗議したというニュースがあった。
機内でのクレームは受け付けません。乗客相談室か消費生活センターへという接客対応に関し、会社側で対応するべきと問題と抗議したそうだが、8項目からな るコンセプトを読むとサービス業界では絶対に考えられない内容なので驚かされ、東京都の抗議に「さもありなん」という思いを抱いた。
赤ちゃんが泣いてもクレームの対象外みたいなこともあったが、社内会議でよくぞこんな発想をオープン化させたものだと信じられないが、おそらく常識的に考えれば近々に謝罪のうえ撤収するものと予想する。
昔、私が指導した女性司会者の派遣会社が、パチンコ業界からスタッフ教育を依頼されてあちこちへ招聘されていたことがあった。通路での誘導や頭の下げ方な どの教育で喜ばれた歴史があるが、空の上で服装の制限もしないとは考えられず、安全は重視しても快適は追求しませんという姿勢はどうかと思う人が多いと想 像している。
パチンコ産業の話が出た序に書いておくが、友人の息子の同級生が大学を卒業して就職先に選んだのが大手パチンコ店で、親が「何を考えている」と詰責したそうだが、その企業内部の話題を知って驚くことがあった。
従業員に対して、「客に頭を下げるのではなく札束に頭を下げると考えよ」と指導があったと言うからだ。
昔、大手パチンコ業界の創業者の社葬を担当したことがあった。遠方のホテルで行われるところから嫌いな飛行機で何度も往復する体験でもあったが、その時に会社側から出された企業案内の内容に驚嘆。業界がこんな世界にまで進化していたとは想像もしていなかったからである。
打ち合わせを行ったのはその地の格式ナンバーワンのホテルの一室だったが、そこで拝見した会社の資料を、スカイマークの役員さん達に見せてあげたい思いがするニュースでもあった。
社 会にはコンサルタントという職業があるが、ビジネスだけにとらわれてしまい、本業から外れてしまうケースも多いことを知りたいもの。我が葬祭業で言うなら ば、「悲しみ」を真摯に理解しようとする思いがなければプロではない。最近に多い「感動」を表面に打ち出している同業者に恥ずかしさを覚えるこの頃でもあ る。