2012-06-13

加害者になるな  NO 2955


  つい先日、広島のホテル火災に関して、経営者の女性が謝罪会見で土下座しているニュース映像を目にした。また、北陸で起きた食中毒事件で不幸にも死者を出 してしまった会社の経営者が土下座して謝罪していた映像を見たことがあるし、関越道で発生したバス事故の謝罪会見もあった。

 加害者となった立場には間違いなく後悔の思いを抱いているだろうが、反省では済まなかったことがどれほど大きなことかを手遅れだが学んだものと信じたい。

 被害者の立場を思うと言葉で表現出来ない思いがあるが、ご家族が突然にご遺族と呼ばれる立場になり、その瞬間から時間が停止してしまうことだけは理解したいもの。故に事故や事件が起きないことを願うばかりである。

  逃亡を続けて話題になっているオウム事件の人物だが、多くの被害者の存在があったことをどのように考えているのかと聞きたいもの。亡くなられた方もおられ るが、今でもベッドで苦しんでいる人も多いことを知っているのだろうか。宗教と戦争は人を変えると歴史が物語っている事実があるが、人を幸せにしなければ ならない宗教が加害者になるとは理解し難い問題であろう。

 しかし、世界中で宗教問題で争いが続き、聖戦の言葉に踊らされて自爆する人がいるのも事実。彼らは来世の幸せをマインドコントロールされたように信じてしまい、多くの犠牲者を巻き込むのだから恐ろしい。

 随分昔に買ったレコードのLP盤の中に「インシャラー」という曲が入っていた。それはイスラムの信仰に不可欠な「アラー」の神様のことであり、日本語的に表記すると「インシャ・アラー」となるだろう。

 それはクリスチャンの「アーメン」や仏教の「お念仏」「お題目」より強烈なイメージがあり、「アラーの神様のご加護を」と唱えていることになる。

 イスラム圏の航空会社の飛行機に乗ると、機長のアナウンスの終わりにこの言葉が唱えられるので日本人なら思わず<大丈夫?>と心配になってしまう。

 航空会社の縁起担ぎは結構根強いものがあるようで、「13番」の席が飛ばされている事実を確認したこともあるし、モータープールで「4」の数字が飛ばされていることも多く、ホテルや病院のルームナンバーで「4」や「42」が存在していないところもあった。

 語呂合わせの好きな我が国民性、過去に小の月「西向く士」や大の月「いざ五七夜の十王経」について書いたこともあるが、葬儀が行われて「49日」が三月に跨ることを嫌う「始終苦が身憑き」という迷信は今でも強く続いている。

 正月は神社に参拝。クリスマスにはわいわいする我が日本の人々。そこには平和な社会の存在があろうが、一方に嘆き悲しんでいる人達もいることを知っておきたいものである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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