2012-06-21
不思議な話 NO 2963
あちこちで大雨洪水警報が。我が大阪もかなり強い雨が降り続き、深夜の窓を叩く雨脚の強さがうるさいぐらいに聞こえている。
過日に来阪した女性司会者達との会話の中に、受けているお客様のために、どんなことがあっても行かなくてはという強いプロ意識が感じられたので嬉しくなっ た。それらは絶対に交通事故を起こしてはならないことにも通じ、安全運転に努めている行動にもつながるので真に結構な心掛けである。
一昨日、川の増水で東海道新幹線が止まっていたが、そんなことから昔のことを思い出した。
もう30年も前になろうか。東京の有名な会場で行われた結婚披露宴の司会を依頼されていたのだが、当日の朝の新幹線で上京と考えていたら、テレビに流れたテロップ情報にびっくり。静岡周辺の大雨で鉄橋の水位が危険状態になり、運転を中止しているというものだった。
それを見たのは午後8時頃のことだったが、次の日の朝に運転されているという確証はなく、もしもと考えて車で出発することを決め、礼服を準備して出発した。
名古屋を過ぎた東名高速道路だが、浜松辺りからワイパーが役立たないような豪雨に見舞われ、それは神奈川県に入っても続いていた。
そんな状態なのでサービスエリアも寄れず、走りっ放しで東京入り。式場の駐車場に早朝に着き、車内で仮眠することにした。
熟睡なんてことは出来なかったが、目を瞑っているだけでも疲れが楽になるもの。やがて迎えた開式の時間。会場に入ったら新郎が「わあ、来れてよかったよ」と驚かれた。
結果的に新幹線の動き出した時間では間に合わなかったことになり、新郎は「心労?」されていたそうだが、事情を説明して車で来たと伝えたら、皆さんから感謝の言葉を頂戴した。
特別なご来賓として皇室にゆかり深いお方もご臨席くださっていたが、そのお方のご存在から緊張されてしまった新婦の叔父様によって発生することになったハプニングの対応が大変だった。
どんなことかは触れないが、助け舟を出すタイミングというプロ意識と、それまで知らん振りをして堪えていたひとときに対して、お開きの後に「さすがにプロ」と、賛辞のお言葉を頂戴した懐かしい思い出でもある。
幼馴染みが喪主を務めるお通夜に参列、ご導師は雨の中を京都からご来臨くださっており、久し振りに拝顔したらお元気そうなのでホッとした。
さて、東北の在宅医療に携わる医療関係者が興味深い研究発表をされていた。終焉を迎える前にご先祖や仏様が迎えに来ているような体験をされたという方が調査対象者の4割もあったそうで驚きである。
それらは看取られたご家族への調査で集約された結果だそうだが、私の担当させていただいたお客様にも不思議なケースがあったことを何度も拝聴した。
もう30年ぐらい前の話だが、ご家族が病院に見舞いに行かれると、看護婦さんから予想もしなかった質問をされたそうだ。「いつも『天皇陛下がお迎えに来ら れる』といううわ言を耳にするのですが、何かお心当たりは?」というものだが、その人物が臨終を迎えられたのは4月29日、昭和天皇のご誕生日だった。
また、ある方の臨終が近いと知ったのでご家族が病室で看取っておられたら、動く筈のない手が動き、その仕草が窓を開けてというように感じられ、お一人が窓を開けられたら静かに目を閉じられてご臨終を迎えられたというものだった。
この「窓を開けて」というケースは何回も聞いたことがあるし、誰かが迎えに来たのかご本人が出て行かれるためなのかは不明だが、外国でも多くある事実のようだ。
ちょっと「あの世」を覗いて来たと言う蘇った臨死体験者の話に共通するのは「美しいお花畑」と「誰かに呼ばれて振り返ったら戻った」というケースだが、日々の生活の中で
極楽や「あの世」が美しい世界であるという物語を何かで知られ、それがイマジネーションとして感じられたような気がしている。
過去に何度か書いたが、悪いことをせずに「あの世」に夢を託して「この世」を出立することは幸せなこと。「この世」が「不幸でない」ことは有り難いが、人を泣かせて金持ちになった人が「この世」に未練を抱いて亡くなる事実だけは知っておきたいものである。