2012-07-26

おかしな社会  NO 2998


 LCC航空が世界中で流行し、我が国内でも次々に新しい航空会社が登場しているが、ローコストで生まれる低価格が売り物でも、やはり秘められた問題が表面化するのも仕方がないことである。

  短時間で次の便として出発するため、機内への乗客案内などが遅れると順送りで影響がしわ寄せされ、最終便が欠航することになったケースも何度かあったし、 客室乗務員の信じられないミスから脱出シュートを作動させてしまい、それから数日間機材が準備不可能となり、多くの乗客予定者のスケジュールを狂わせた事 件も起きていた。

 また、話題を呼ぶ宣伝のために信じられない低料金で成田から千歳へ飛ぶ便が、滑走路に出るランプウェーで機長のミスからタイヤが照明器材のコードに接触し、安全確認から駐機場へ戻り、そのまま欠航となってしまって乗客が騒ぎ出した事件もあった。

  最も問題にするべきは、ある航空会社が打ち出した「乗客」を「荷物」みたいに考える扱いを発表して物議を醸したことだろうが、機内でのクレームを一切受け 付けず「消費者センターへでも」と表記したことから国や都の強い指摘に発展し、変更を余儀なくされた出来事も記憶に新しいところである。

  登場予定の便が欠航となっても同路線の他社便への変更も不可能で、「明日の便になります」と言われたら予定が狂うのは当たり前だが、そんなリスクを承知で 利用するべきだと理解するのが最近の常識みたいで、運良く低料金で目的地へ到着することが出来た人達にとっては歓迎されている事実も否めない現実である。

  どんな業界にも価格破壊という波が押し寄せているが、社会に100円ショップが登場した時の衝撃は様々な業界に激震として波及を伴った。元々、倒産などか ら流出した商品を中心にして売り出されたものだが、展開の継続から納入先に無理を押し付け、孫受けとなるような下請け会社を泣かせて成り立っている構図が 悪影響を及ぼし、やがては弱者を泣かせる上に乗っかる仕組みから逃げ出せなくなり、コスト削減を強いられるところから倒産に至る業者も出て来て、社会の 「適正価格」という言葉さえ片隅に追いやられてしまって問題が生じていた。

 知人の経営する家内工業がまさにその典型で、数名いた従業員の解雇を余儀なくされ、雇用を失った方々を路頭に迷わすことになったので苦しんでいたが、そんな社会の仕組みの変化に強い抵抗感を訴えていたので印象に残っている。

 我が業界にもややこしい「囲い込み戦略」が潮流となり、「会員となったら特典が」と宣伝する葬儀社が多くなったが、消費者庁から悪質と指摘されたケースも話題となり、騙される方々が二重の悲しみにならないことを願うばかりである。

 数年前、他府県の消費者団体から講演の依頼があって引き受けたことがあったが、主婦の皆さんが組織された団体なのに、こと「葬儀」に対する知識は想像以上に低く、それらが「非日常的」なことだということを改めて認識した体験ともなった。

  かなり衝撃的な裏話も披露し、賢者が求める葬儀とはどういうものかを解説したら皆さんが衝撃を受けられ、終わってから1時間以上も質問攻めにされたので忘 れられない思い出でとなっているが、その時に広報で知られて参加された方が、ご自身のブログで「参加してよかった」と講演の内容に触れられていたので意義 があったと喜んだものである。

 そんな知らない人のブログをなぜ知ったのかと疑問を抱けれる方もおられると考え、その発見に至った経緯に ついて説明しておくが、ブログ専用の検索サイトがあり、そこに自分の名前を打ち込んで確認してみると、過去に書かれている全てのブログが最新号から列記さ れており、発信された日からの経過日時まで出て来るのだから便利である。

 これを教えてくださったのは深い交流のある人物だが、ITの世界に長けた彼は、ご自分のページの名称やブログが何所かで書かれたら、瞬時に携帯電話に送信されて来るシステムまで設定されていたので驚いた。

 今日の写真は、ある女性団体の講演から。会場となったのは我が生野区の区役所内だが、低次元な音響システムに自社で用意するべきだったと後悔した体験でもあった。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net