2012-09-06

知らなかったこと  NO 3037


 喫茶店で馴染み客達が尖閣問題をテーマにして話していたら、過日のニュースにもあった空港の税関の話題が飛び出した。

 ブランド品の贋物は税関が没収する規定だそうだが、国内に持ち込まれようとするそれらの95パーセントが中国からのもので、かの国の「何でもあり」という国風に改めて驚かされた。

 常連客の中に誰もが知る「雑学の帝王」と称される人物がおり、彼がそんな会話に割り込んで面白い話を教えてくれた。

 麻雀と言えば中国発祥のゲームだが、北京オリンピックの前に麻雀と将棋が種目として提案され、オリンピック委員会が却下した裏話があったそうだが、その麻雀に絡めた彼の話は秀逸だった。

「いいか、中国は何でも商標登録してしまう国として有名だが、不思議なことに『麻雀』に関して申請されていないのだから面白いのだ。もしも「リーチ」なんて言葉が登録されてしまっていたら、現在のパチンコ機械のメーカーはどうにもならなかったと思うよ」

 こんな観点で説得力のある話し方をするのが彼だが、店内の客一同がみんな納得した話題であった。

  さて、先月だったと記憶しているが、テレビ番組の中で「日本の地図」を作成した「伊能忠敬」さんの特集があった。測量のために歩くことを始めたのは56歳 の時だったそうだが、距離を測るために歩数をしっかりと記録され、歩幅を計算されて69センチと想定されていたそうだ。

 約4万キロを歩 いて地図の完成に至ったそうだが、それは地球を一周するぐらいの距離。健康のためには歩くことが重要と説かれているが、健康だけを目的にして歩くことは大 変で、「暑いから」「寒いから」「降りそうだから」なんて、すぐに逃避してしまうような「意志」では「医師」の世話になるパーセンテージが高く、「遺志」 という呼称につながってしまう危険性が伴うのである。

 大病を患ってから出来るだけ歩くことに努力しているが、つくづく「寝たきり」の状態にならなかってよかったと手を合わせる毎日である。

 病気の総合商社みたいな体験をして来たこれまでの歴史だが、その度に「この世」に戻って来るのだから不思議なこと。もう少し「この世」でやらなければならない責務があるみたいで、前にも書いたように「命」を「使う」使命感を抱きながら余命を過ごすつもりである。

 今日の写真は、塾生達から「北国の女神」と称される純日本的な女性から贈っていただいた水引細工。無病息災に因んで6個の瓢箪が並んでいるが、一つ一つの中に見事な細工物が入っているという芸術的な創作品である。

 弓道、香道から篠笛まで、様々な世界に造詣が深いのでびっくりだが、宗教用具や僧衣の研究をされていたことは我が業界に携わる者なら知っている筈だし、その秀逸な文章力がいつも話題になっていた。

 ずっと介護のお立場から筆を休めておられるが、もしもご興味があれば過去の文章が掲載されているのでご訪問を。グーグルかヤフーで「空飛ぶ水冠」と検索されコラム「迷いの窓」を開かれたら、そこにある驚きの世界がご覧いただけるだろう。
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