2012-10-09

アナログ的観点から  NO 3069"


 京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞されたニュースに拍手を贈りたい。難病に苦しまれる多くの方々に治癒の希望の光を与えたご功績は素晴らしく、この研究が世界中で進展することを心から願っている。

 さて、インターホンが鳴り玄関に出ると宅配便が。中の入り口まで運んで貰って確認したら、大好物の「ジャガイモ」で、北の国に向かって手を合わせた。

 これまでに多くの人達と出会った。「出会ってくれて有り難う」と感謝しなければならない人が全国にいっぱい存在するが、その人達に「有り難う」と伝える行脚的な旅がこれからの晩節に責務として残されている。

 現役時代、全国各地を講演で回った歴史もあり、そこでご仏縁に結ばれることになった人達も多いが、振り返ればその人達の存在が私の大きな財産とも言えるだろう。

 飛行機嫌いだったところから鉄道中心の移動だったが、インターネットの登場は画期的に便利にしてくれ、発駅、着駅、時間帯を打ち込めば瞬時に情報が出て来る「ハイパーダイヤ」の検索ページは最高で、ずっとこれまで重宝して来た。

  そんな「ハイパーダイヤ」だが、時には信じられない行程を表記してくれるので面白い。ある時、札幌から苫小牧まで午後2時出発で検索したら。トップに出て 来たのが14時05分発の寝台特急「トワイライト・エクスプレス」で、71.5キロの区間を所要時間54分で結び、1410円の運賃の他に10640円の A寝台上段料金が記載され、合計12050円だったのだから驚かされた。

 2番目に出て来たのは特急スーパー北斗で、所要時間41分で運賃と閑散期特急料金を合わせて2820円だったが、3番目にまたおかしな行程を表記してくれていた。

 特急「カムイ」で岩見沢駅に行き、そこで普通列車に乗り換えて苫小牧へ向かうというもので、所要時間2時間03分で、運賃2100円と特急料金910円が加算され、合計3010円と出て来た。

 人間の頭脳ならこんな行程を出すことは考えられないが、コンピュータとはこんな面白い事象もあるのだと、アナログ人間としては溜飲が下がる思いがした。

  さて、今日のネットのニュースの中に、「金かけない葬儀」とタイトルされたエンディング・コンサルタントの言葉を記事にした内容があった。それによると最 低で17万円必要で、家族そうなら80万円から140万円と紹介されていたが、私の知る範囲内を大きく超える金額でびっくりすることになった。

 我々葬儀に携わる専門業者は、「これしかないのです」と仰るお客様が来られるケースもあり、10万円以下で承ったことも少なくなく、分割払いをご要望されることもあるのが現実である。

 今年は福祉葬儀が多く、もう数十件を担当させていただいているだろうが、中にはスタッフ達だけが焼香をしてお見送りするという寂しいケースもあり、人の世の悲しい物語があることも知っていただきたいところである。

 親が亡くなって「葬儀費用がないから」と放置されていた事件が何度か新聞記事にあったが、勝手に高額な費用だと思い込まずに、心ある葬儀社に相談をされたらよいのにと願ってしまう。

 しかし、親が受給している年金を受け取るために、亡くなられても「生きているように」という相談には対応出来ないと断言する。それは許し難い犯罪行為で、そんなお手伝いが出来ないのは当然である。

  結びになるが、「家族葬」のご相談で以外に多いのが義理的会葬者に抵抗感を抱かれておられることで、ご家族とご親戚だけですかとアドバイスに進むと、故人 や喪主さんの特別な関係者には参列を希望されることが多いことも知るべきで、業者側の勝手な思い込みで「ご家族だけで」と進めるのはご遺族に取り返しの付 かない後悔を与える危険性があるとと理解しておきたいものである。

 今日の写真は、ある地域の会館で行われた「家族葬」のひとこまだが、白木の祭壇を一切使用しないのが弊社の信念。花を中心にして創作するように心掛けている。
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