2012-10-26

つい香りに  NO 3086


  ニュース映像の中にサウジアラビアの現在を伝えるものがあった。メッカに向かう巡礼者がいっぱいだという内容だったが、車も自転車もない昔、メッカに向か う人達が身を休めた場所がホスピターレで、ラテン語であるこの言葉は現在のホテルの語源になり、やがてはホスピタルという病院につながり、ホスピタリティ が使われるようになった。

 葬祭業はホテルマン以上の資質が求められる仕事と言って嘲笑された歴史があるが、悲しみに暮れられる方々にこそホスピタリティが重要で、「グリーフ・ケア」などの言葉が社会に出て来るようになって「持論」が「時論」になった感を覚えている。

 そんなホテル業界の厳しさが増しているよう。特に競争が激しいのがビジネスマンが利用するホテルで、宿泊者に還元するシステムがあちこちで登場し、出張に際して会社側から還元されたものを会社に返納するように命じたところも出て来ている。

 航空会社のマイレージやポイントなども問題になり、特に公務員の出張時に取得するマイレージは如何なものかと物議が表面化したこともあり、これらは今後にいよいよ厳しくなるものと予想している。

 小学校一年生の孫と電話で話していると、同じクラスの仲良しがお父さんの仕事の関係で中国へ長期移住することになったそうで、中国の日本人学校へ通う光景を思い浮かべながら、日本人が世界各国で活動していることを改めて認識した。

  今日は遠方へ出掛ける予定だったが、減量の問題から行くべきでないと判断した。食欲の秋ということもあるが、出掛けるとどうしても食べてしまうことにな り、戻ってから反省や後悔に至るのだが、病的なほど偏食なのでグルメではないのに好きな物をセーブ出来ないところから、なるべく出掛けない方がという結論 に至った。

 そんな中、他府県の女性司会者から電話が。大阪に来たからと、午後に食事を共にした。

 行った店は天王寺駅の4階にあるお好み焼き店「ゆかり」だが、この店は真向かいの近鉄百貨店の10階にもあった筈。梅田の東通商店街近くの本店に初めて入ったのは40年以上も前のことだが、当時から「お好み焼き」が好きだったことになる。

 昔、林寺のある「お好み焼き」店が現在の広島風の焼き方をしていたことを憶えている。もう30年以上前に閉店されてしまったが、鉄板の上に粉を伸ばし、その上にキャベツを置いた光景が懐かしい。

食欲がない時には「お好み焼き」が最高で、店の前を通ると換気扇がら漂って来る「紅生姜」が焼かれる独特の香りが何とも言えず、つい店内に誘われてしまうので問題である。

寺田町駅近くの「お好み焼きの千代」さんを少し東へ行ったところに「剣吉」さんというイカ焼き店があるが、ここは多くの芸能人が立ち寄っているみたいで、店内にサイン色紙がいっぱい貼られている。

 お好み焼き店を経営している知人がいるが、彼が鉄板で焦げるソースの香りによる誘客が大きいそうで、いつも騒々しく換気扇を回していた裏話を教えてくれたことがあった。

 あちこちへ出掛けたいが、まずは減量に取り組まなければならないよう。NHKの朝ドラ「てっぱん」で見た広島風「お好み焼き」を食べにも行きたいが、もう少し我慢してその日が来るのを楽しみにしよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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