2012-12-03

運命なんて言わないで  NO 3117


 朝、NHKの党首討論会を観ていたら、「ここで入りましたニュースを」と進行していたキャスターが中央道のトンネル崩落事故を伝えた。

 今春、関越道で夜行バスの大事故で多くの犠牲者が出た日、奇しくもバスで甲府方面に団参していたところから、ちょっと何かが重なるだけで人生が大きく変化することを再認識した思いである。

  過去に何度も「今日あるのは幸運の賜物」なんて書いて来たが、搭乗した航空機、また、利用した鉄道やバス、タクシーが事故を起こさなかったから今があるの であり、ハンドルを手に走行中、対向車線の人が居眠り運転や心臓麻痺、脳疾患を起こさなかったから生かされていると考えたい。

 崩落の10秒前に通過した車や崩落を目前で目撃して停車して難を逃れた人達もいるだろうが、犠牲になられた方達の冥福を祈るだけではなく、その原因を究明して同じ事故が起きないようにすることが犠牲者への供養となると思いながら手を合わす。

  もう10年以上前だったと記憶しているが、芸予地震が発生した時、偶々山陽道の広島付近を走行中で、150メートルぐらい前方の車が突然フラフラという事 象を目に、居眠り運転でもしているのだと思った瞬間、自分の車もハンドルを取られるような衝撃を感じ、<何だ!?>と思考した時にはトンネルの中で、すぐ に地震であることにを気付き、早く脱出しようとアクセルを踏んだ体験があった。

 トンネルが崩壊するなんて誰も想定していないこと。山陽新幹線の半分がトンネルだし、関門トンネルや津軽海峡の青函トンネルのことを思うと恐怖感に襲われる。心配性の性格だけに余計に血圧が上昇してしまう。

 今回のトンネルも山陽新幹線も我が国が急成長を成した30年前の時代に建設されたものだそうだが、当時は人手不足や資材不足が問題視された背景があり、山陽新幹線のコンクリートの剥離事故が多く発生した事実もあり、あちこちのトンネルの安全チェックが急がれるだろう。

 そんなところから、近々に出掛ける旅の予定があったが、どうも行く気になれず、鉄道やホテルをキャンセルすることにした。

 考えてみれば今日まで生かされて来たことは奇跡かもしれない。中学校時代に屋根裏部屋を自分の部屋にしていたこともあるが、自分の家や隣接する家屋が漏電などで火災に見舞われていたらこんな「独り言」を打つこともなかったことになる。

  この「独り言」の発信を始めた頃、中国で起きた手抜き工事事件のニュースに触れ、子供や孫が住んだり通ったりすると考えれば手抜きなんて絶対に出来ない筈 と書いたが、意外と手抜きは身近なところで遭遇することもあり、過去に東京のホテルで酷い目に遭った事件も、ホテル側の調査から手抜き工事だったという報 告を受けた体験がある。

 私の哲学の一つに「プロは手抜きをしない」というのがある。作業と仕事とは別のものと考えるべきで、誇りを抱いて仕事をするのがプロである。

  男子プロゴルフの最終戦となる日本シリーズで「藤田寛之」プロが優勝した。4日間ともトップという完全優勝で賞金王に花を添えることになったが、20代、 30代、40代と齢を重ねる毎に勝利数が増えたという実績に拍手を贈りたいし、今後いよいよの「燻し銀」的存在のご活躍を期待する。

 災難は、決して前からだけ来るものではなく、突然に後方から迫って来ることもある。それらを「死」という問題で説かれた高僧もおられるが、良寛禅師のお言葉が身に沁みる枯葉の季節に同じ事故が起きないように祈りたい。
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