2012-12-13
祈りながら NO 3127
一週間前の号「NO 3120」で、NHK「クローズアップ現代」で採り上げられていた「火葬場」問題について書いたが、その番組の中で気になったのはゲ ストの人物の癖のある言葉遣い。それは大学教授などの学者やつまらない政治家に多い「ですね調」というタイプで、耳にする人達を非常に疲れさせるので思い 当たる方は気を付けていただきたいもの。
「これはですねえ、これからの時代にあってですねえ、社会の中でですねえ、誰もがですねえ、歓迎されるところからですねえ、是非ですねえ、考えて欲しい問題ですねえ」
こんな言葉を聞いていたら疲れるのは当たり前。教授がこんな「講義」をすれば学生達から「抗議」が生まれるだろう。
言葉遣いにどこよりも神経質なNHKの筈だが、アドバイスぐらいしたのだろうかと疑問を抱いた。
言葉とは恐ろしいもの。心の中で思っていることを、つい口に出してしまって物議に発展した政治かも多いが、我々司会者という仕事でもマンネリの中で「慣れ」からミスってしまうハプニングがあるので気を付けたい。
昨日の忘年会でも、司会を担当していたスタッフが「ご出席を」と言うべきところで「ご参列」と発言してしまい、会場から笑いの声が生まれていたが、こんな ミスなら笑いで済むが、結婚披露宴の司会者が「祝電」を「弔電」と言ってしまったり、葬儀で「弔電」を「祝電」と言ってしまったら大変なことになる。
弊社にも元ホテルマンだったスタッフがいるが、ある葬儀社に就職したホテルマンのベテランが、やっとご納棺を担当するようになって大失敗をやらかした。「皆様、お手合わせ」をと言うべきところを「皆様、お手を拝借」と言ってしまったからエライことに。
多くの司会者達を指導して来た歴史があるが、いつも基本を大切にすることがどれほど重要かを叩き込んだし、間違ってはいけない部分は書いて読めと教えて来た。
自分はまだまだ幼稚園のなのだという謙虚な気持ちを抱く姿勢を忘れずに、マンネリので発生するミスの恐ろしさを学んで欲しいと考えている。
謙虚であれば事故を起こすパーセンテージが随分と下がるのは当たり前。酒気帯び運転をするような性格は飲んでいない場合でも人格がおかしいと考えるべき。 なぜなら人生とは「反省」の範囲内で済まさなければならず、「後悔」するなんて行動前に理解しておかなければならないからだ。
何度も書いたが、今日あるのは幸運の賜物。道を歩いていて犯罪者に出会わなかったから被害者にならなかった訳だし、自分の住む家に犯罪者が侵入しなかったから生きているとも考えたい。
お通夜が何軒もあってあちこちで行われていた。明日は同じ時間帯に何軒もご葬儀が重なっている。担当する仕事の中でミスをしないように、そして事故を起こさない安全運転をと願って手を合わす。