2013-04-04

ご仏縁  NO 3242


  体力が弱ったことを実感している。まあ大病から奇跡的に生還したのだから感謝の日々だが、入院中に体験したことは貴重なこと。それは、私のこれまでの仕事 に新しいヒントをいっぱい与えてくれたように思えるし、存命中に何とか「かたち」として残さなければならない責務のようなことも感じている。

 昨日、関東地方に爆弾低気圧による暴風雨が発生、銚子市で台風並みの風速40メートルの強風が吹いたとニュースで知ったが、この週末には全国でそんな天候になる気象情報にびっくり、交通機関の休航や運休が起きないように願っている。

  前にも書いたが、毎日全国で3000軒のお葬式が行われ、その夜には3000軒のお通夜が行われている事実があり、「葬儀は人を集め、人を走らせる」の言 葉のように、えにしに結ばれる方々が移動されることになる訳だが、年末、お盆、ゴールデンウイークの他に問題になるのが積雪や豪雨、そして台風と今回のよ うな爆弾低気圧である。

 大切な人のご逝去に参列出来ないということは余りにもお気の毒なこと。中には家族や特別な関係に結ばれる方もおられるし、海外へ赴任される方が多い昨今、帰国されるまで延ばされるケースも少なくないようだ。

  昔、ある高齢の女性がご逝去されご葬儀の依頼があった。喪主を務められるご長男が妹がアメリカに行っておりまだ連絡が取れないと言われたのだが、彼女は私 の幼馴染みで、帰国されるまで待ちましょうとなったのだが、彼女に連絡が取れ帰国されたのは6日後のこと。その間の我々の対応が大変だったことを憶えてい る。

 また、外交官として外国に赴任されている方のお身内でご不幸があった。その方が喪主を務められるところから帰国されなければ打合せ も出来ない。しかし、相手国とのスケジュールが決められており、それを優先しなければならない立場から5日後のご帰国となり、地方から来られていたご親戚 の方々が帰るに帰れない状態になられ、どうしようかと困惑されていたこともあった。

 親戚からご訃報の連絡を受けられたら、お通夜と葬儀の日程を確認することをアドバイス申し上げるが、知らせるご遺族側も日程が決定されてからご通知される配慮が必要であろう。

 ご訃報を知らせる場合に「案内」という言葉は厳禁、「通知」と表記する常識があることも知っておきたいところである。

 これも前に書いたことだが、カメラ機能の付いた携帯電話が潮流で、お通夜や葬儀の式場で「記念に」なんて言葉で撮影する光景を目にするが、そんな場合には「記録」と発言されるべきで、個人情報の観点から、第三者が記録されない配慮も重要である。

 商店街を歩きながら衝動買いをしてしまったが、しばらくするとそのお店のご主人のお葬式を担当させていただいた奥様と会った。彼女から私がご主人の年齢より1年長生きをしている事実を教えられ、まだこの「独り言」を続けているのと聞かれた。

 ご主人はこの「独り言」をご笑覧くださっていた方で、病院で闘病生活をされている時に「私に万が一あったら頼む」と電話があったので忘れられないが、その時に横に奥様がおられたそうで驚かれたと懐かしそうに話された。

 ご自身のお仕事に誇りを持っておられたご主人のお姿を思い出すが、お寺の本堂で行われたお葬式の光景が蘇えってきた。

 今は奥様もお店から離れられたそうだが、後継者である息子さんが見事に展開され、間違いなくご隆盛の道を歩んでいるようなので拍手を贈りたい。

  過日に触れたご住職のお母様のお葬式だが、お亡くなりになってから1週間後ぐらいに行われることを知った。東京の民間の経営する火葬場は等級があり、特賓 や特等となるとそのぐらい待つことを余儀なくされる。そこでエンバーミングの需要が高くなることもあるが、等級のない我が大阪では考えられない事実であ る。

 過去に当時では世界一と称された火葬場の設計アドバイスから、オープニングセレモニーのプロデュースと司会を担当させていただいた歴史があるが、そこでも二等、一等、上等、特等、特賓というような等級設定があった。

 そんなところから、東京在住のご親戚のご訃報があったら、お通夜とお葬式の日程を確認されてから行かれることをお勧め申し上げる。
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