2013-05-07
英会話? NO 3277
学校教育でも一般企業でも「英語」に取り組む重要性が話題を呼んでいる。この二日間に紹介した弊社の女性司会者は英会話教室を主宰しており、その生徒数が激増して大変だと聞いたことがあった。
彼女は外国語大学のフランス語科を卒業し、アナウンサーになる前はアメリカに在住していたこともあり、英会話が堪能であることは理解出来るが、入学試験の ための英語を学ぶのではなく、コミュニケーションとして英会話を楽しむということが重要と話していたことも覚えている。
過去に何度か外国に出掛けた体験があるが、振り返ってみれば英会話も出来ないのによくも出掛けたものだと恥ずかしくなる。
随分昔のこと、ロサンゼルスのヒルトンホテルに宿泊、せっかくここに来たのだからとディズニー・ランドに行こうと考え、ホテルの玄関からタクシーに乗った のだが、運転手さんは私が日本人であることを察すると、日報の書類の裏に数字を書き込み、そこに予想する走行料金とチップのことを伝えようと行動を始め た。
チップの慣習のない日本人は気付かないケースも多いようで、発車する前に交渉したということだが、そのぐらいのことは理解しており、すぐに納得を示すと上機嫌になって車を走らせ、目的地へ向かってくれた。
少し心配になったのはこの運転手さんのスピード運転。誰が考えても異常なほど他車を追い越して行く。そこで危機感を覚えたところから考えたのが運転技術を 褒めること。「あなたの運転技術は最高だ。プロらしい運転で絶対に事故を起こさないだろう」なんて継ぎ接ぎに喋ったら通じたようで、スピードを落として運 転してくれた。
我々日本人が英語を組み立てる時、どうしても日本語的に初めの「行」から考えてしまうのが問題だそうだが、中国語が英語に似通っていると言われるのもその部分である。
目的地が近付いてきた。何か喋ることを考えなければならない。そこで発想したのが再度褒めること。「あなたの運転技術は最高だった。お蔭でよい天気の中で 楽しめるよ。有り難う」というだけのことだったが、料金とチップを合わせて支払うと、彼はわざわざ降りて来て「アメリカにようこそ。ディズニー・ランドを 楽しんでください」と言ってくれた。
これまでに何度か紹介したが、この時のディズニー・ランドの中で、アメリカ人が自然に他人に配慮す るマナーの実態を目にして感銘を受けたのだが、人気の高いアトラクションに行列を作る人達が、横切る人のために10メートル毎ぐらいに1メートル程度の空 間を残していたからだ。
そんな体験をしたのは35年前のことだったが、数年前に開催された中国の上海万博のニュース映像を観た際、マナーの欠如した余りにも酷い光景に衝撃を受け、アメリカでのことを懐かしく思い出すことになった。