2013-07-28

新聞記事から  NO 3350


 記事の中に「首都圏の葬儀費用の平均は256万円で、近畿地区より40%高い」という見出しがあった。

 また、「家族を丁重に見送ると葬儀代、墓代には全部で500万円かかる」という見出しもあった。

 こんないい加減な記事を掲載した取材記者と会ってみたいものである。取材とは対象となる相手を間違えると大変な誤りを読者に伝えることになってしまう。もしも弊社で取材されていたら、はるかに低額な数字となった筈だからである。

 昔、大手新聞のベテラン記者の取材があった。目的は読者のアンケート調査からの取材で、お寺さんに抵抗のある方々の投稿を呼び掛けたらいっぱい集まったので感想をということだったが、あなたはジャーナリストとしては失格だと説教をしてしまった。

「抵 抗のある方のご意見を」と募集したら悪いと思われる方しか投稿されず、こんな素晴らしいお寺さんもという投稿が届くことは絶対にないではないかという指摘 で、こんな場合には中立な立場で両方を求めて初めて記事に出来ると意見をしたら、「よい勉強をさせていただきました」と平身低頭の姿勢で謝罪された出来事 だった。

 また、ある大手新聞の家庭欄に葬儀の費用という特集があり、そこに支出という項目で多額の数字が合計されていたのだが、その中 に「香典返し」というものが高額で表記されており、瞬時におかしいと思って大阪の新聞社に電話を掛けたら、それは東京発信ですと電話番号を教えてくれた。

 家庭欄の担当責任者の抗議したのは「香典返し」が支出なら、香典を収入として表記しなければならない筈と指摘したものだが、担当者はすぐにそのミスに気付かれたみたいで、「仰る通りです。後日に訂正記事を掲載します」と謝罪された。

  そんな記事が載ったのは数日後の家庭欄の片隅だったが、「葬儀の費用についての記事ですが、大阪の久世さんからご指摘をいただき、香典を収入として表記し ていなかったことをお詫びして訂正します」とあったのだが、何か私が悪いことをしたみたいで腹立たしい思いをした後味の悪い顛末だった。

 葬儀の費用を掲載した際に目にされた読者のみなさん、そんな訂正記事で誤った情報であったことを知られなかったと想像するが、大新聞でもこんなミスを犯すのが葬儀に関する問題で、取材されるならしっかりとした業者を選択されるように願っている。
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