2013-08-17
過去・現在・未來 NO 3369
葬儀に於ける政治家の供花や香典が禁止されてから久しいが、昔は肩書と議員の名前をかかげた供花や「樒(しきみ)」が少なくなかった。しかし、本人や事務 所からの発注ではなく、ご当家の近所に在住される後援会の方からのケースもあり、連携がうまく整っていないこともあり、事務所に集金に行ったら「そんなの 知らない」ということも少なくなかったと昔の社員から耳にしたことがある。
お客様のご関係からご供花を直接受注するケースもあるが、これには様々な問題があることも理解しておきたいものである。
まず考えられることは、ご当家が「辞退」をされていることがあること。次に故人の好まれた色や花に統一されていることもあること。そしてご仏前では全てを 平等に考慮され、同じ価格の供花に統一されている場合があることで、いくらお世話になっている得意先だろしても、立派な供花という訳には行かない問題があ ることになる。
他府県から直接発注があった場合には、そんな背景を伝えることもあるが、参列の有無について確認させていただくことも重要で、「参列はしないけど供花だけは」ということも結構多いのである。
こんな場合には後日に請求書を送付申し上げて振込みとなるが、請求書にご供花の写真を添付するのも大切な配慮と言えるだろう。
さて、そんな銀行振り込みに関し、振込手数料を差し引かれていることが多いのだが、中には「お供えに対して手数料はどうかと思って」ということで、ご自分でご負担くださる方もおられるので恐縮する。
葬儀の専門式場が全国的に増えた最近だが、そんな中に同業他社から持ち込まれる供花の持ち込み手数料を設定しているケースもあるので驚きである。
一対で2000円と決めていて物議を醸した式場もあったが、ある花屋さんが弊社に持ち込まれて来た時、持ち込み手数料が不要ですと説明すると「信じられない」と言われた出来事もあった。
我が業界で知られる出来事を紹介しておこう。その地域は持ち込み手数料が常識になっていたのだが、ある政治家の葬儀で公立の会場を式場にしたところから問 題が発生。党の本部に公立の会館なのにどうして持ち込み手数料を施行業者に支払わなければならないのだとクレームの電話が入り、それはおあかしいとなって 受け取っていた全てを返金したというものだった。
何やら何処かの世界の「みかじめ料」みたいな発想だが、そんな業者が存在している事実に恥ずかしい思いを抱いてしまう。
今日も結びに弊社が加盟している協会を紹介しておこう。悲しい葬儀を担当した体験から「飲酒運転撲滅」「いじめの撲滅」から「命の教育」「あの世の教育」 の必要性に積極的に取り組み、大災害に備えて「病院船」や「火葬船」の建造を政府に要望する活動も始めている。組織団体の名称は「日本トータライフ協会」 で、メンバーは葬儀の匠と称されるプロばかりであるので検索でHPをご笑覧いただければと願ってご案内申し上げます。