2013-08-27

社会の背景  NO 3380


 町の中を大きな音量でポールモーリアの曲を流しながら走る車があった。「ワラビ餅」を販売する移動型販売車である。

「恋は水色」「シバの女王」が定番のようだが、なぜこんな選曲になったのかを聞いてみたい思いを抱いている。

 今年の春、大阪の歌舞伎座で行われた「ポールモーリア・グランドオーケストラ」のコンサートに友人達と行ったが、同伴した彼らも同じ思いを感じている。

 小学生時代、「ロバのパン屋さん」が専用の音楽を流して販売をされていた。屋台をロバが引っ張っているので多くの子供達が付いて行ったものだが、さすがに自動車に付いて行く子供達はいないようだ。

 寒くなると灯油販売の車がやって来る。大音響で流している曲は「雪はこんこん」だが、一度通過してから必ずもう一度やって来るのが大切なようで、自宅前に「灯油缶」を出していれば分かるというシステムである。

 選挙の期間の選挙カーの大音響も大変で仕方がないが、こんな公的ではないことで一方的な放送が許されるのだろうかと疑問を覚える。

 大阪の心斎橋商店街も老舗が減り、アパレルやゲーム関係の店舗が増え、それぞれが大きな音量で音楽を流しているので騒がしくなってしまった。どんな世界でも「品」が欠如すれば公害である筈。

  昨日、横浜の中華街を特集した番組があった。帰化された中国人の方々も多いそうだが、「オールド・チャイナ」と「ニュー・チャイナ」という呼称で紹介さ れ、前者の店はそこそこ価格が高い老舗だが、後者は格安でバイキング形式などが中心みたいで、コストダウンから食材が異なっているという説明もあった。

 客引き行為をしたり禁止区域に看板を置くのも「ニュー・チャイナ」と呼ばれる人達で、日本の国に融合しようと考える「オールド・チャイナ」に対して、薄利多売を目的とする「ニュー・チャイナ」の行動が、中華街のイメージダウンにつながるとの指摘も出ていた。

 今日のニュースで、中国へ行く旅行者が四分の一になったと報じていた。尖閣諸島問題の影響もあるようだが、大気汚染が深刻という問題が敬遠されているのかもしれない。

水質汚染、食品偽装問題、偽物が蔓延る文化も深刻みたい。何でもありの社会は近い将来に間違いなく崩壊する。他人を慮る心なくして人の社会の形成は不可能である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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