2013-11-11

不謹慎な失言  NO 3457


 人気の高かった「島倉千代子さん」がご逝去された。青春時代に彼女の歌を真似してそっくりに歌い上げ、誰もが驚いた友人がいたが、当時のことを思い出しながら偉大な歌手に手を合わせた。

 生前にお墓をご用意されていたそうだし戒名も「寶?院千代歌愛大姉」と受戒されていたみたいで、お見事な終活だったと言えるだろう。

 独特の歌声は彼女ならではもの。「五月みどりさん」がインタビューを受けた際、「美空ひばりさんは太陽。島倉千代子さんはお月さんみたいな方」と語っておられたが、誰からも愛される人柄の感じられる品のある方だった。

 葬儀が青山斎場で行われるそうだが、「みのもんた氏」がラジオ番組の中で彼女の葬儀について触れ、会葬に行く時間まで発表し、自分がカムバックする舞台なんて発言をして顰蹙を買っている。

「貧すれば鈍する」という言葉があるが、まさにそれを象徴するかのような失言で、礼節を欠いた人間性が出たように思ってしまう。

 テレビに出る司会者は言葉のプロであるべきだが、彼に看板となるようなキャスティング番組を与えていたプロデュースは最悪だったと指摘したいし、ラジオの世界からも降板して欲しいと願っている人達が多いと想像する。

 多くの司会者を指導して来た歴史があるが、司会者とは究極のサービス業、司会者とは「品」がなければ一流ではなく、その先に貴賓の「賓」があると教えたが、そんなことからすると彼には無理だったことになるだろう。

 ご逝去された方のことを持ち出して、自身が目立とうとする低次元な発想には心の貧しさがはっきりと見えるし、そこに前述の格言が当て嵌まる訳である。

  ご葬儀の当日、取材陣が彼に殺到すると想像するが、「島倉千代子さん」がお気の毒に思えてならないではないか。芸能人から「芸人」になってしまっては「お 笑い」になる。少なくとも司会者の仕事の時代があった立場なのだから、笑われることだけはするべきではないと伝えたい。
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