千歳への便の大半は伊丹空港から関西空港へ移っており、今回は関西空港発の全日空をを利用した。
ドタキャンするかも知れない事情があったので、「早割り」での予約が難しいと思っていたが、旅行会社の役員である友人に相談したら「往復の予約は任せなさ い。ドタキャンでも大丈夫だから」と手配してくれ、出発前に支払った金額は信じられないほど低料金。これも格安航空会社の出現による影響なのかもしれない が、昔の料金の4割程度でプレミアムクラスが利用出来た。
関西空港までの交通機関だが、先月と先々月と日根野駅で落雷による信号故障か ら不通となった出来事のあるJRを避け、新今宮から南海のラピートを選択したが、荷物を引っ張りながら歩いていると会社の車に出会い、近所の方がご逝去さ れたことを知り、参列出来ないことを申し訳なく思いながら環状線に乗り、心の中で手を合わせた。
この日の天候は寒気が近付き荒れ模様という予報。ラピートが「りんくうタウン」を出て関空橋を走行する時には空が暗くなって大粒の雨が降り出し、搭乗する不安感が一層強くなった。
飛行機が大嫌いなところだが、過去に列車で札幌まで行った経験から仕方なく選択しているが、事故に遭遇したらこれまでと、レストランの並ぶ中から寿司店を 選び、「赤出汁」「茶碗蒸し」などを注文してお寿司を食したが、すぐ近くに回転寿司店が出現しているからだろうか、ここも信じられないほど低価格が設定さ れており、レジで支払う際に間違っているのではと思ったぐらいだった。
持参するお土産を購入し、ちょうどよいぐらいの時間に保安検査所 を通ったが、私はこれが大嫌い。なぜならいつも異状反応が出るからで、鍵、硬貨、ベルトなどを外しても変な音が鳴るので恐怖感に襲われる。その度に気付い た物を取り外しては再度検査機器を通るのだが、不思議なことに反応してしまうので困ったこと。とうとう女性検査員による確認検査の対象になったが、原因が 分からず「結構です」となった。
手にする杖も検査の対象で、機器を通される間は別の杖を貸してくれるが、何とも難儀な関所のような気がする。
30分ほど時間があったので検査所横のANAラウンジで過ごす。新聞を読みながらコップ半分のビールを飲み、ふと思い出したのがお世話になっている医院の先生のお言葉。「北海道旅行で食べ過ぎ、飲み過ぎは絶対しないように」と釘をさされていたこと。
機内に入るとホテルマンダリン・オリエンタル東京特製というサンドウィッチが運ばれて来たが、病的な偏食から手を付けず、一緒にあったお菓子は孫への土産としてバッグに収めた。
機種はボーイング767-200で270席タイプ。飛行時間は1時間50分だが、離陸してから着陸するまでは1時間40分弱なのだから列車に比べると嘘みたいな話。北国の日の入りは早いようで、津軽海峡の上空でもう暗くなっていた。
離陸直後と着陸前は雲の関係で少し揺れて気持ちが悪かったが、無事に目的地にとうちゃくしたのでホッとした。
千歳空港は着陸してからターミナルまでの距離が大変だ。10分近くも要してやっと到着となるが、そこから手荷物が出て来る到着出口までも結構な距離がある。
空港にご仏縁に結ばれる友人が迎えに来てくれている。こんな場合にはプレミアムクラスが便利。荷物が優先的に早く出て来るからだが、この日は回転が始まるまで随分と時間を要し、存在を確認しながらも申し訳なかった。
車を用意してくれ、誰かが駐車場で待機してくれているそうだが、どうしても千歳空港の売店で購入しておかなければならない物があり、その旨を告げて探して貰った。
過去に孫達に何度も送った「じゃがポックル」はすぐに見つかったが、二番目の孫に頼まれていた「まりも」が見つからず、案内センターで調べて貰ったらやっと販売している店が分かった。
阿寒湖の「まりも」は天然記念物で採取も販売も禁止されているが、養殖物が何種類か存在し、「まりも」が食するという「ごはん」まで売っている。一番大き な物を包んで貰って店を出たが、真向かいに「白い恋人」のチョコレートがあるのを見つけ、社員達への土産と考えた「ラーメン」と共に送って貰った。
そんな買い物をした際だが、友人がレジのところで見せるだけで10パーセント割引されるカードを出してくれたが、「白い恋人」だけは対象以外となっており、改めて人気の高さを知ることになった。