2014-02-07

考えたいこと  NO 3542


思想や宗教の慣習は時には理解出来ない人達には悲しい現実も生じ、前号や前々号で触れたテーマを物語ることとなる。

サウジアラビアの女性ばかりの学校で学生が倒れて救助員を呼んだのだが、男子禁制というしきたりから入校を拒否され、やっと許可されたのは1時間後のこと。残念ながらその患者が亡くなっていたという出来事だった。

エホバの証人という宗教では輸血を拒否するという鉄則があり、輸血を必要とする手術を受けられずに医師が自責感に襲われたというニュースが昔にあったが、それが「権利」という思想に対峙して説得するには「義務」という納得に至る説得力が必要と考えると無理であろう。

医師は医学を学ぶが宗教世界の思想を学んでおらず、そんなケースでは自身の無力な立場を認識させられることになり、残される時間との戦いに焦燥感を抱くことになるのだろう。

政 治を司る人達が自身の思想のために周囲に迷惑を掛けることも気にしないケースもある。顕著な例として独裁政治という北朝鮮の粛清問題があるが、我が国の総 理もNHKのトップや委員のキャスティングに失敗したようで、事後処理みたいな質疑応答の光景が「国会中継」ではなく「滑稽中継」のように思えてならず、 世の中には様々な考え方の人があることを学ばされた。

我が大阪でも市長が辞職して選挙になるニュースがあったが、「都構想」を納得させる説得力がなかったことも謙虚に理解するべきで、「民意」を振り回して市民や職員を巻き込むのはおかしいと指摘されるのは当たり前である。

他 府県の人達と電話で話すことがあるが、「大阪はおかしい」と言われるのは残念なこと。今、都知事選の真っ最中だが、明日からの大雪の予報で積雪でもあれば 間違いなく投票率に影響がある。そんな選挙が終われば次は大阪の市長選挙だが、対抗する立候補者がなかったらどうなるのだろうか?

最近は葬儀に関する「事前相談」が増えた。ご高齢の方が多い社会になったという背景もあるが、葬儀の形式も個性化と多様化以上に、21世紀を迎えて急変して来たようである。

無 駄な費用を掛けたくない考え方は当たり前だが、「無駄」の中に義理的会葬者に対する抵抗感も強く、そんな指摘を30年前からしていた歴史があるが、「家族 葬」をご希望される方々とお話をすると、故人の友人や家族と関係の深い人達だけは参列して欲しいという思いがあることも多く、家族だけで行う葬儀を進めら れて後悔されたケースもあることを知っておきたいものである。

昔、あるテレビ番組にゲストとして出演したことがあった。出演者は上方を代 表される有名な落語家さんばかりだったが、生放送だった中、CM時の会話の中である人物が「本音として送られたくないので、私が死んだら秘密で葬式をして 欲しい」と発言されたので、あなたの考え方はおかしいと反論してしまった。

芸能人はファンの皆さんに支えられていた考え方もあり、「送られたくない」権利もあれば「送りたい」という権利もある筈。そこに生じる「義務」について真剣に考えるべきと伝えたのだが、番組が終わってから「勉強になりました」と頭を下げられた。

その人物は現在も第一線でご活躍されているが、数年前、ある方のお通夜に弔問され、司会席にいた私の姿を見られ、弊社のスタッフに「説教されたことがある」と言われていたことを後で聞かされたことが印象に残っている。
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