2014-08-02

引導鐘  NO 3913


昨日に書いた「五輪」だが、「空・風・火・水・地」の五大について加筆しておこう。

「生あるもの全て大地に宿り、大地に還る」という言葉があり、その基本となっているのがそれであると言われている。

地 に生が宿り、「水」という母の胎内を通って世に生まれるところから「水子」という言葉もあるが、やがて「火」という「熱」が生まれ、「風」という呼吸を始 め、「空」という意識を有するものだが、死を迎える時はその逆で、意識がなくなり、呼吸が止まり、熱がなくなって冷たくなり、水になって大地に還るとなる 訳だが、「空」を除く「四大」に「葬」の文字を付けると「四大葬法」になる。

つまり、「風葬」「火葬」「水葬」「土葬」となる訳だが、世界中には他にも様々な「葬法」があり、「鳥葬」なども知られているが、「壁龕葬」と呼ばれる壁の中に埋葬する形式も存在していた歴史がある。

昨日の写真の「引導石」の裏側を撮影したものが今日の写真だが、「聖徳太子の引導鐘」と書かれてあり、左側に鐘があるのが確認出来るだろう。

引 導という作法は仏教の中でも行わない宗派もあるが、行うケースで分かり易いのは「喝」と大きな声が発せられる禅宗が知られるし、二本の松明を手にされて一 本を捨てられる浄土宗独特の法儀もあるが、これは故事に則った作法ど言われており、随分昔の号でその故事について触れたことがある。

四天王寺には「日本仏法最初」という石の碑が存在しているが、聖徳太子の歴史からすると遠い昔のことになる。

あ る高僧から伝説を教えられたことがあるので紹介を。四天王寺を建立するにあたって仏師達が朝鮮半島から来日し、その人達が在住して生活した名残の地名が近 くに多く、「百済」「杭全」「喜連」などがそうで、運河の必要性から工事が始まったが。最初に始めた場所が「河堀口」で天王寺区に「河堀神社」があるし、 阿倍野区内を走る近鉄南大阪線の阿倍野橋の次の駅は「河堀口」となっている。

新潟県で信じられない連続殺人事件が浮上している。ここにも「あの世の教育」や「命の教育」が欠如している歪があるようで衝撃だが、幼い頃に「あの世の物語り」を体験した「覗きからくり」を初めて観たのはこの四天王寺の境内だった。

前に触れたが、東京の浅草寺を参拝した際、仲見世を過ぎた左側に昔の絵物語が掲示されているところがあるが、古い時代の情景なのに、そこに「覗きからくり」が描かれていたのは驚きだった。
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