2014-10-31

読んだ書物から  NO 3998


昔、歴史で習った中に「マホメット」という言葉があった。それは現在では使われることはなくなっているが、イスラム経の開祖のことで「モハメット」と呼ばれていることもあった。

これらはラテン語やトルコ語読みの発音からそうなったものだが、現在はアラビア語で「ムハンマド」と称されている。

よく似たケースでは「ジュリアス・シーザー」が「ユリウス・カサエル」と英語読みが現地読みになっていることもある。

時代が流れて行くとこんな変化が生じているのも事実。若い人達との会話が噛み合わないのでびっくりすることもある。

イスラム教の聖地である「メッカ」にしても「マッカ」と称されるケースもあるし、我が国は英語圏で発音された言葉をカタカナに変換していることが多いのでややこしくなってしまう。

大阪駅の構内に祈祷室が設置されて話題になっていたが、その入り口には清めのための設備があり、ここでは水が用意されているが、砂で清めることもあるそうで、「頭、肘、足、手、顔、口」などを洗浄する作法である。

何かの本で読んだことが印象に残っている。開祖が猫好きで可愛がっていた猫を信者が撫でると額に「M」の文字が出たという逸話である。

イスラム圏の人達が来日された場合に神経を遣わなければならないのは不浄とされる「豚」と「アルコール類」の問題だが、それは一回でも調理したことのある厨房器具でも使用出来ない厳しいもので、ホテルやレストランではその旨を表記しているところある。

イスラム教の特徴の一つに偶像禁止という思想があるし、動物を絵に描くこともタブーとされ、植物なら描いてもよいとされている。

イスラムの世界で「神」と称されるのは「アッラー」であり、全宇宙の創造主として崇拝の対象となっている。

信仰する教徒になれば日に5回の礼拝を遵守しなければならないし、イスラム歴の9月はラマダーン月とも呼ばれ一ヶ月間の断食が行われるが、それだけ断食すれば誰もが死んでしまうと思ってしまうが、断食となっているのは日の出から日没までとなっているので誤解のないよう。

日に5回の祈祷は「夜明け前、正午過ぎ、午後の遅い時間、日没の後、夜半」となっているが昼間なら無言で唱えることが許されているそうだ。

信仰者に欠かせない祈祷だが、その際に何より重要なのは聖地のある方向で、そんなところから祈祷室でないところでは磁石(コンパス)が必需品となっている。

葬法にあって特徴的なのは火葬が禁止され埋葬となっているが、その際には遺体の右側を下にして、仏教の「頭北面西」ではないが、聖地の方向へ顔を向けるようにしている。

今日の写真は関西空港内にある祈祷室入り口の外観である。
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