2015-01-01
元日に想う NO 4060
新しい年を迎えて街を歩く。近所の方々や知人と出会うと挨拶を交わすが、葬儀という仕事に携わる立場では「旧年中は」「本年もよろしく」「おめでとうございます」など一般的な正月用語も難しい問題があり、神経を遣うものである。
知人や友人が入院しているのを見舞いに行くことも何か後ろめたい思いが生じ、何度か取り止めて見舞いの品だけを託したこともあるが、知らないところで苦労している事実があると吐露しておこう。
入院して患者となったことは何度もあるが、医師や看護師さんから「お仕事は?」と質問されて「お葬式に従事しています」と返すと驚かれることになる。医療者側からすれば患者の日常生活を把握することで退院後の環境を予想出来ることにつながり、時にはプライベートなことを伝えなければならないこともある。
ネット社会になって氏名で検索すれば様々な情報が得られる。私の場合にはあちこちにコラムやブログを発信している一方で、交流のある人達のHPに推薦文を掲載していることもあり、多くのページがヒットするようだ。
担当医師と数人の看護師さんから「検索してびっくりしました」と言われたことが何度もあり、病室で発信する内容に神経を遣ったこともあった。
救急外来の待合室の壁にポスターがあった。そこに「救急車はタクシーではありません」という見出しがあった。考えられないことで救急車を呼ばれる人も多いそうだが、急病で要請される人達のことを考えると大きな問題がある。
ニュースの中に救急車を有料にするべきという問題が討議されている。外国では出動要請するだけで数万円というケースもあり、旅行をする場合には現地のシステムを調べておくことも重要で、自国の大使館や領事館の電話番号をメモして行くのは常識となっている。
国によっては緊急の場合の電話番号の窓口が存在し、そこに電話を掛けると「警察ですか?救急車ですか?」と確認されるところもあるので要注意だが、その国の何処に日本語の通じる医療機関があるかを調べることも忘れないようにしたい。
過去のニュースで信じられない医療費の問題があった。アメリカ国内で民間の医療保険に加入していた地元の人が、虫垂炎の手術を受けて退院したら保険会社から請求書が届き、総額で500万円近くの医療費が発生しており、その内の100数十万円を本人負担として請求して来たというものである。
検査だけで1週間の入院なのに100万円前後が必要という医療事情だが、我が国の健康保険の有り難さを実感する現実であり、そんなところから外国に出発する前に医療費用を含む海外旅行保険に加入しておかなければならず、現地で入院する羽目になって後悔しないように考えたい。
そんな旅行保険には様々なオプションが選択可能で、中には見舞いに行く家族の旅費までもフォローしてくれるものもあるので知っておきたい。
有料問題に対して救急隊員の歓迎したくない意見があった。「金を払っているのだから」という横暴な人達が増えることを懸念されているようだが、現場の人達を悩ませる人達が多いことは残念である。
シーンの会長のブログを更新しておいた。「武田鉄矢さん」の贈る言葉の逸話や、「ボニージャックス」と「ダークダックス」が大雪で信じられないドラマみたいな逸話があるので書いておいた。ご興味があればトップページからシーンのHPへどうぞ。
空から初日の出を見るという航空会社の企画が人気で、機内から撮影した写真をブログに投稿している人達もいるので驚きだが、今日の写真は日が沈む頃に着陸する飛行機を。