2015-01-16

不思議なえにし  NO 4075

明日で阪神淡路大震災から20年目を迎える。前日にそんな大地震が発生するとは誰も想像していなかっただろうし、自然の猛威を絶対に忘れないように畏怖することが大切である。

今晩にお通夜を進められていたところも多くあったし、次の日の葬儀を行うことが不可能となったケースも被災地で起きていたが、大阪市内は「震度6」程度の揺れを感じたが、何とかご出棺を進められことは幸運だったとも言えるだろう。

震災の日に親戚、友人、知人の葬儀で他府県に行かれていて被害に遭わなかった人もおられるだろうし、その反対に被災地に来られていた人もおられた筈なので何処で何が起きるか分からないものである。

阪神間の火葬場が被害で機能出来なくなったことや、アクセス道路の起伏や損壊した建物の存在から通行不可能となり、大阪市内の火葬場もそれから予想もしなかった状況を迎え、8日間待ちという現実もあったので忘れられない方々がいっぱいおられることだろう。

そんな裏側で問題になったことがあった。それは自治体が決めている条例で、市民以外は火葬を受け付けないという規制のあったところがあり、隣接する自治体の火葬場が利用出来ないという問題が浮上したからである。

大阪市内は市民以外でも市民外料金を設定されているだけで対応が可能だったが、犠牲者の火葬を受けるようになってからは、そうでない方々にお待ちいただくことになり、3日待ち、4日待ち、5日待ちと延びることになり、記憶している中で8日待ちというお客様もおられた。

お通夜には大勢のご親戚が参列されていたのに、震災の日に迎えた葬儀に参列不可能になり、半数ぐらいになった葬儀もあったが、神戸方面が大変なことになっている事実を知ったのは夕方になってからだった。

ご仏縁に結ばれる神戸市内の同業者があるが、犠牲者の中で2千数百人の方々を担当し、スタッフが会社で生活しながら1か月間大変な辛苦で対応され、その日を迎えると全員が早朝出勤して、ご遺体が安置されていた場所を回って花を供えて供養する行動をしていると知った。

弊社が加盟する協会のメンバーなので、大阪と神戸が主催する研修会の際に体験談を公園というかたちで拝聴したが、「悲しみの語り部」として尽力された現実は、誰もの想像をはるかに超える内容で、受講者全員が涙を流していたことが印象に残っている。

震災の日から1ヵ月後に名古屋へ講演で出掛けたが、名古屋駅から乗車したタクシーの運転手さんの体験談に衝撃を感じた悲話があった。

ある若い女性の乗せた際、彼女に起きた出来事を耳にして思わずブレーキを踏みそうになったというもので、震災の日が名古屋のホテルで新婦となる予定が組まれて前日から名古屋入りをしていて難を逃れたが、当日の朝から実家の神戸から名古屋へ向かう予定だったご両親が犠牲となってしまったというもので、一緒に前日入りを勧めていたのにと涙を流して悔やまれていたそうだ。

誰もにそれぞれのドラマがあるだろうが、犠牲になられた方々のことを絶対に忘れないように手を合わせ、大きな地震が発生しないことを願う今日である。

今日のBSテレビで1年前に放送された「人生の楽園」の再放送をやっていた。「幸せ列車」のHPの不思議なご仏縁から気仙沼で再会して来たが、「なにわのたこよし」さんが採り上げられていたのを懐かしく観た。番組の進行は「西田敏行さん」と「菊池桃子さん」だが、私が行った時に提案した醤油味の「たこ焼き」をテストしていた映像も流れていた。

ご夫婦は東日本大震災で大変な被害に遭われたが、そこから復興への発想転換から現在の軽トラックをベースにした店を始められ、その明るさは地元の人達に大切なハートを伝えているよう。機会があればもう一度再会をして、あのたこ焼きの味がどうなっているかを確かめたい思いがある。

今日の写真は再掲となるが、学校の校庭に灯で描かれた「1・17」の文字。
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