2015-02-03

人の心の扉  NO 4093

人の心の扉  NO 4093
シーンの「会長のコラム」を更新。テーマは「日本の文化」で、あるコラムとブログの紹介をしておいた。ご興味があればトップページ「シーン」のHPからどうぞ。

数年前のことだが、東京へ講演に行った際に利用した山手線で乗った電車に衝撃を受けた。扉がいっぱいあって車内は座席がなく吊り革だけ。完全に「人間」を「荷物」みたいに考えた発想だと思ったが、輸送の限界への対策としたらこんな方法しかと残念な思いも抱くことになったが、ホームの安全扉の問題から運用されなくなるニュースもあった。

東京の電車のラッシュ時の状況は大阪以上で、やはり人口の密集する首都だからとは思うが、こんな状態で通勤する人達も大変だろうし、その中にいる病院へ通う高齢者や通学をする子供達の存在を考えると気の毒だった。

東京駅から国分寺まで中央線の特別快速を利用した時のこと。最悪の時間帯だったみたいで全く身動きできない状態で発車。新宿席で大勢の乗客が降りてホッとしていたら、乗り込んで来た乗客の数が半端じゃなく、また身動き出来ないまま目的地まで辛苦の時間を体験させられた。

さて、人との出会いや書物を繙くことによって心の扉を開けることが多いが、過去に読んだものを再度開けてみるとまた違った観点から新しい発見につながることもあり、それは自身が成長した証しもあると考えられるだろう。

扉をいっぱい有していても、人は全開することがないのが普通。「この人なら!」と思える人に出会うと勝手に開いてしまうのが「心の扉」で、その蝶番にいつも油を注いで開閉に抵抗ないようにしておく柔軟性が重要で、人の性格には個性という言葉があるように様々ということも知ることになる。

扉の1枚もない窓だけの車両みたいな人もいるし、車両前部が扉みたいで開けっ放しという人もいるので面白いが、ふと立ち止まって自身がどんな車両なのかを考えることも大切である。

窓ばかりで扉のない人は眺めるだけで交流の輪に入って来ることはない。部屋の中に引き籠ってしまってネット依存に陥ってしまっている気の毒な人達もそうだろうが、社会には扉があっても油が切れて開けられない人達もいるのである。

宗教は同じ信仰をする人達が同乗する車両とも考えられ、誰が扉を開けるかが問題になる。一度乗ったら降りられない宗教もあることは事実。降りて行く時は他宗の人達を攻撃する目的という恐ろしいのが「宗教列車」。宮沢賢治の描いた銀河鉄道ではないが、夢の「幸せ列車」に乗りたいものである。

そんな夢の列車である「トワイライト・エクスプレス」が青森県内で立ち往生、12時間もストップをしていたニュースがあった。大雪による影響を受けたようだが、大阪駅に15時間遅れで未明に到着したそうなので乗客が大変だったと想像する。

今日の写真は「トワイライト・エクスプレス」を。来月に定期運転が終わるので鉄道ファンの世界で言われる「葬式鉄」のハプニングが心配されているが、趣味で事故が起きることだけはないようにと願っている。
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